ネット依存研究者の山田准教授が「医師から見た子どものネット依存」講演
【竜王】 竜王町立竜王中学校(338人)でこのほど、「親子スマートフォン研修会」が開かれた。
同校では毎年、スマートフォンやネット依存に関する研修会を開催しており、過去には警察署や県人権センターから講師を招いて、生徒、保護者、地域住民が適切なインターネットの扱い方について学ぶ機会を設けてきた。
今年は、ネット依存研究者の山田正明富山大学医学部准教授(45)を講師として招き、「医師から見た子どものネット依存」をテーマに講演を行った。
山田准教授は講演で(1)ネット依存の危険性を認識すること、(2)依存物なので適切な利用時間を守ること、(3)親のネット時間を減らして家族の対話時間を持つこと――の重要性を順に説明した。
具体的には、ネット依存に陥らせる「依存症アルゴリズム」の仕組みや依存症が脳を委縮させていく実際の例、依存物が成長過程の子どもの脳に与える影響は大人以上であること、親が長時間インターネットを利用する家庭の子どもがネット依存になりやすいことを示す調査結果などをあげ、「週に1~2日はネットを利用しない日を設けることが望ましい」と述べた。
講演を聞いた松村芽依保険委員長(3年生)は「ネット依存症は私たちにとってとても大きな影響を及ぼすものだということがわかりました。ネット依存症にならないよう十分に気をつけていきたい」と話していた。
山田准教授は「危険物だということに気づかないと依存症治療は始まらない。自分で危険性に気づくことが大切な年代の中学生に講演できてよかった」と語り、岡崎吉隆校長は「山田先生のこれまでの経験を生かして大変貴重な話をしていただいた。子どもたちにとってとてもいい刺激になった」と感謝した。






