越市政の継承と見直しと発展 持ち前の調整力を発揮していく
【大津】 任期満了に伴う大津市長選(来年1月12日告示、19日投開票)では、越直美市長(44)の市政をどう評価するかが争点の一つとなる。今月、立候補を表明した小西元昭氏(49)は記者会見で「越市政の継承と見直しと発展」に取り組むとし、「市民に寄り添った政策形成に臨みたい」と意気込んだ。「持続する、まちづくり」を掲げて選挙戦に挑む。 (羽原仁志)
「元市職員として、地域の懐に入り、調整力を発揮できるのが自身の強み」と述べる小西氏は、県立県民交流センター「ピアザ淡海」(同市におの浜1)で行われた出馬表明の記者会見で越市政について「必要な改革を進めてこられたが、合意形成の中で急がれた部分があるように思う」とし、「これからは市民や議会、職員の声をしっかり聞き、調整していく必要がある」と語った。
越市政を継承する部分として「クリーンな政治姿勢、子育て環境の充実、女性活躍社会の推進は見習いたい」とし、見直す部分としては「市民の関心を集めている支所再編の課題について、支所は地域の拠点であり地域のホットステーションとして捉え、再編は計画の中で決定されてきたが、あり方をもう一度模索したい。さらに中消防署の改築に着手し、市民病院にテコ入れをしたい」などとし、「見直す部分は、いずれも市民と寄り添ったあり方が必要。一定の期間で議論を尽くせれば」と述べている。
小西氏の後援会リーフレットによると「One! おおつ」「持続する、まちづくり」を掲げ、次の5点を政策の柱とすると挙げている。
(1)「子どもとお父さん、お母さんにやさしさを!」=一人親家庭の支援・産前産後ケア、乳幼児健診の完全無償化・待機児童減少施策を継続・いじめ防止には、まず先生を支えることから(2)「お年寄りに優しさを!」=介護に悩む人たちに寄り添う施策・在宅医療と介護の多職種連携支援・市民病院の高度医療維持と地域医療との連携強化(3)「はたらく人と企業にやさしさを!」=働く人を支え、暮らしを支えて社会に好循環を・若年層ベンチャー企業を支援・女性、高齢者の雇用促進、ICT(情報通信技術)とIoT(モノのインターネット)技術を利用した新たな働き方促進(4)「未来のみんなにやさしさを!」=自然、歴史ゆたかな大津を次の世代に引き継ぐ!・1次産業のスマート化促進・体験学習による子どもの可能性を伸ばす教育支援(5)「災害に強く、時代の変化に対応する持続可能なまちへ」=山間部、ニュータウンの交通対策・公共施設の長寿命化・公共施設の合築検討。
小西氏は大津市葛川地域出身。1991年に大津市役所に入庁し、まちづくりや人事などに取り組んできた。共著に「民間力を活用した市街地活性化」がある。






