市民の命を大切にする市政へ 決意固く意気込み語る
【大津】 任期満了に伴う大津市長選(来年1月12日告示・同19日投開票)に向け、立候補予定者の顔ぶれが出そろいつつある。連載中の「激動の大津市長選」では、今後、複数回に分けて立候補予定者を紹介していく。初回は、現職県議の佐藤健司氏(46・無所属・新人)。「夢あふれる市民が主役のまちづくり」を掲げ、「身命を賭す覚悟で選挙戦に臨む」と意気込む。(羽原仁志)
立候補予定者のうち、最初に出馬表明の記者会見を行った佐藤氏は、立候補を決意した動機として「県議として地域を回る中で『市民の声が届かない』『市政との信頼関係が紡げない』と聞き、重く受け止めた」とし、「改革は必要だが、市民が主役の市政にしなければという思いを強くした」と語った。
10月に支援者らと旗揚げした政治団体「夢・まち・大津」(会長・佐藤良治びわ湖花街道会長)は、基本政策として(1)夢あふれる学校づくり=子どもたちの幅広い学びにつながる「夢づくり予算」の創設、部活動の充実、学校施設の老朽化対策など(2)夢あふれるまちづくり=市民センターを拠点とした地域コミュニティのさらなる活性化、県立琵琶湖文化館の後継施設誘致、市立図書館と市民会館の複合施設の整備検討、国道1号線バイパス整備など(3)夢あふれる健康づくり=医療や介護が必要な人へタイムリーに対応できるしくみづくり、運動習慣への健康ポイント導入、市民病院の運営建て直し、特別養護老人ホームの整備など――の3点を挙げている。
佐藤氏は折に触れ「市民病院で分べんが休止され、転院を余儀なくされた66人の出産を控えた人たちはどれだけ不安だっただろう」、また「子どもたちが停電、断水となった学校で授業を受けざるを得ない状況は、一人の父としても何とかしたい」、さらに「西武大津百貨店の撤退を、まちのシンボルが失われて寂しいと感じる市民が多い」などと述べ、「こういった市民の声に対し、市は公として責任を果たさなければならない。安心して出産子育てができ、整った教育環境があり、まちににぎわいがあり、子どもから人生の先輩方まで夢を追うことのできる大津市にしたい」と熱意を語る。
同団体関係者によると、「事務所を浜大津に決め、準備を進めている」としている。また、佐藤氏は「一党一会派にこだわらず、広く市民の声を聞く」とし、無所属で出馬する。
佐藤氏は愛知県出身。1996年、同志社大学法学部を卒業後、NHKに記者として入局し、大津放送局などで勤務した。2004年に大津市議に立候補して初当選、二期務めた後、11年4月から県議に転身した。今年4月に行われた3期目を目指す県議選では市選挙区でトップ当選を果たしている。






