不出馬なら成田県議有力!!
【大津】 来年1月12日告示、19日投開票の大津市長選の最大の焦点は現職の越直美市長(44)の進退問題だ。12、13日に開かれる特別市議会に、越市長は市民センター内の公民館機能を住民運営の「コミュニティセンター」に順次移行させる条例修正案(新条例案)を提出するが、修正案の採決前後に態度表明をする公算が高まっている。越市長の生みの親である国民民主党県連では、同氏不出馬に備え、後釜の候補として成田政隆県議(45)、河井昭成県議(46)ら数人に絞り込んだ模様だが、修正案が否決されれば、越市長が3選出馬する可能性も残されている。(石川政実)
琵琶湖ホテルで4日午後6時から、自民党の大岡敏孝衆院議員の政経パーティーが開かれていた。6時40分ごろ、司会者が「(来賓の)越市長はご公務のためご退席されます」と紹介すると、一言も挨拶せず越市長が退席し、会場にはざわめきが起こった。公明党関係者は、この光景を目の当たりにして「噂(うわさ)通り市長選には出ないだろう」と確信したという。
8月の盆過ぎから、行革に道筋がついたとして、越市長は自民党有力市議をはじめ親しい複数人に、3選不出馬の意向をもらしたとされる。
越市長は、嘉田由紀子参院議員の次男の嘉田修平市議(40)や市職員幹部にアプローチするが難航。ちなみに嘉田市議は本紙取材に「出馬しない」と明言している。
市職員の間では、プロデューサーの川本勇氏(60)や、元副市長の伊藤康行氏(56)=国営昭和記念公園事務所長=、大津市社会福祉協議会の日比均事務局長(63)らの待望論が出ていた。
しかし市長選のタイムリミットが迫る中、越市長の生みの親の国民民主党県連では、同市長の不出馬に備えて、後釜の検討を並行して進めてきた。だが候補者選びは難航し、最終的には身内の成田県議、河井県議らにほぼ絞り込んだ模様だ。
ただ国民民主県連の徳永久志代表は「越市長の出処進退が明らかでない中で、まだ動けない」と慎重な発言に終始している。
態度表明は、12日から開かれる特別議会でコミセン条例修正案が再提出され、採決されるタイミングが最有力と見られる。
ちなみに河井県議は今春初当選したばかり、川本氏はテレビ番組などを抱えており、もともと両氏のハードルは高かった。
条例修正案が可決して越市長が不出馬なら成田県議が後継者の公算大だ。
しかし、条例修正案が否決されれば、越市長の反骨精神に火がつき3選出馬の可能性も否定できないが、「それは限りなく低い」と政界筋では見ている。







