県議の佐藤氏、大手商社社員の田中氏
【大津】 来年1月12日に告示、19日に投開票が行われる大津市長選挙に向け、このほど、滋賀県議会議員の佐藤健司氏(46)と大手商社社員の田中修氏(55)がそれぞれ無所属で出馬を表明する記者会見を相次いで開いた。
県庁で会見を行った佐藤氏は「県議会の任期途中であり、苦渋の決断だったが、(大津市議会保守系会派の)湖誠会と新和会の2会派からの依頼を重く受け止め、身命を賭す覚悟で出馬を決意した」と述べた。
現市政については、「市民の声が届いていない」と批判し、「市民の命を大事にする市政に戻さなければ」と語った。その上で(1)学びの環境日本一の市(2)暮らし、安全、支え合う大津(3)活力・魅力ある大津(4)健康づくり日本一の市(5)子育てしやすさ日本一の市――の5つ柱を素案として政策に盛り込んでいく方針を示した。
立候補には自民党からの推薦に加えて「一党一会派にこだわらず広く支援していただける体制で臨む」とし、19日には確認団体となる「夢・まち・大津」の立ち上げを市内で行った。
佐藤氏は愛知県出身。同志社大学法学部卒業後、NHKに記者として入社した。2004年、大津市議に転身し2期務め、11年からは県議となり現在3期目。
田中氏は大津市役所で記者会見を行った。「近年の大津は魅力がかすれている。一市民の視点・視線を大事にした市政が必要だと感じた」と立候補の動機を語り、「20年後を見据えたまちづくりに取り組みたい」とし、そのためにまず教育、医療、高齢者やボランティア支援など介護分野について「根本的に改革する」と述べた。
田中氏は政治団体「大津再生プロジェクト」を発足し、市内各戸にリーフレットなどを配布している。また、朝夕の駅立ちのほか、動画サイト・ユーチューブで“なぜ大津に人はいないのか”“大津にいるもの、いらないもの”などをテーマにした配信を行っている。
選挙戦には無所属で出馬する方針で、会見時点ではいずれの政党の推薦も受けていないが「今後は未定。形にとらわれず、必要なことはやっていく」と述べている。
田中氏は大津市出身。県立膳所高校、東京大学法学部卒業。大学卒業後は三菱商事に就職し、32年間務めてきた。






