織田信長が催した常楽寺相撲を伝える
【近江八幡】JR安土駅の南口広場にこのほど、織田信長が相撲を愛した地であることを伝える相撲モニュメントが設置され、10日、除幕と入魂式が行われた。
同広場がある近江八幡市安土町常楽寺は、織田信長が1570(元亀元)年、近江の力自慢を集めて相撲大会を催したと「信長公記」(信長旧臣・太田牛市著)に記されている。
旧安土町時代には1988(昭和63)年、同駅南広場に土俵や相撲やぐらが設置され、大相撲の巡業も行われるなど相撲がまちのシンボルとして親しまれていた。老朽化のため同駅整備事業の着手とともに2014(平成26)年に撤去されたが、地元有志がモニュメントの設置を企画。市民の寄付を募り、同駅南北広場の整備完了に合わせて完成を迎えた。
モニュメントは地元の石材店が力士2人の力強く取り組みあう姿を白色の御影石で2か月かけて彫り上げた。高さ1・6メートル、縦横1・8メートルで、製作費は350万円。高さ1・3メートルの台座に鎮座している。
除幕式では主催者を代表し、安土町商工会の高木敏弘会長(67)が「近代相撲のルーツは織田信長公が開催した常楽寺相撲であるといわれており、現在も安土にはゆかりの東家、西家としていわれを伝えています。安土と相撲に関わる歴史を次世代に語り伝えるため、相撲のモニュメントが設置されたことは意義があることです。ふるさとを愛する心を育むとともに、安土の観光振興につながるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。
この後、小西理近江八幡市長らがモニュメントの除幕を行い、安土城址内にあるそう見寺の加藤耕文住職により入魂式が営まれた。







