現職・新人が割拠する大津市選挙区
【大津】 県内で最多の議席数が争われる大津市選挙区(定数10)。現職5人全員の続投を目指す自民、会派代表勇退に伴う地盤変動をしつつも現有議席数2の獲得を目指す公明、新人と現職による堅実な票の確保を目指す国民民主、新たに勢力図に加わる立憲民主、議席増を目指す共産と12人の候補者による少数激戦区となる見込みだ。 (羽原仁志)
前回1万票を超えた佐野氏は、琵琶湖保全への「琵琶湖主義」を提唱し、市北部で後援会の活動を活発化、昨秋から街宣活動を繰り返してきた。23日には事務所開きを行う。
山本氏は関西広域連合理事として県の立場の確立に尽力し、市内でもまちづくり団体や経済団体などとのつながりを密にしてきた。選挙戦ではエネルギー対策などを訴えていく。
6年以上、週に一度は瀬田の唐橋での挨拶を継続している目片氏は雇用や子育て、ビワイチプラスの推進など「人を大事にした施策」を訴える。3月に県政報告会を開催する。
前回トップ当選だった佐藤氏も「今回は厳しい選挙になる」と見る。拠点の市南部を中心にスポーツや文化など「未来へ種まきになる政策を市内全域に届けたい」と意気込む。
18年6月の県議補選で当選した桑野氏は市北部の自治会などとの連携を強めてきた。今月から堅田地区で辻立ちをはじめ、県政報告会も終えた。24日に事務所開きを行う。
中村氏は地盤としてきた市南部を新人に譲り、北部中心に拠点を移して選挙戦を展開する。32年間の教員経験を生かし、現場からの声を県政に届けてきた実績を次につなげる。
大津市議現2期で党県本部女性局長なども務める清水氏は、週に4日は市南部のJR駅前に立ち、教育や子育て、福祉、瀬田川の問題などに女性の視点から県政に声を上げる。
成田氏は連合や青年会議所とも連携し、前回よりも支持の輪を広げながら4選を目指す。JR湖西線の各駅前で毎朝、駅立ちを継続しており、3月上旬までに事務所開きの予定。
大津市議を2期務めた河井氏は「住みやすいまちづくりへの行政の関わり方」に目を向ける。東レ労組やUAゼンセンなどからの支持も厚く、市南部を中心に地盤を固める。
行政書士の佐口氏は未来政治塾1期生でもあり、嘉田由紀子前知事からの信頼も高い。他政党の推薦をとると見る声もあり、若手や女性票を集めるダークホースとなる可能性大。
「大津は夏の参院選を見据えた党派の戦いになる」と語る節木氏。市内各地の党支部と連携し、介護や医療、消費増税など現政権への不満を持つ層への呼びかけを強める。
黄野瀬氏は子育てや福祉などについて週3回、JR駅前で県政の不備を訴え、次点となった4年前より支持の輪を広げてきた。17日に事務所開きを行い、体制の強化を図る。
【大津市(定数10)】
佐野高典 70 自現5
山本進一 64 自現2
目片信悟 53 自現2
佐藤健司 45 自現2
桑野 仁 60 自現1
中村才次郎 59 公現1
清水ひとみ 58 公新
成田政隆 44 チ現3=国推
河井昭成 45 チ新=国推
佐口佳恵 45 立新
節木三千代 60 共現2
黄野瀬明子 35 共新
(順不同。自=自民、公=公明、チ=チームしが、国=国民民主、立=立憲民主、共=共産。推は推薦。氏名の下の数字は年齢。現職の下の数字は期数)






