県政史料室
◇県
明治から昭和前期の公文書を歴史的文書として保管する県政史料室(県庁新館)は、今年で設立百二十年の近江鉄道(本社・彦根市)を紹介する「湖東を結ぶ鉄路」を開いている。三月十七日まで。
同社は、沿線の江州米をはじめとする産物の搬出と、湖東地域と伊賀・伊勢・濃尾・加越方面を結ぶ往来の利便性向上のため創業された。
当初予定した鉄道敷設区間は、彦根―深川(現在の草津線甲南駅)間だったが、資金難の影響から彦根―八日市間から工事が進められた。そして残りの路線は、最終的に八日市―貴生川間へ変更され、官設鉄道(現在の東海道本線)と関西鉄道(草津線)とを連絡した。
今回は、発起人の一人で旧彦根藩士の西村捨三が「辛苦是経営(しんくこれけいえい)」と言葉を残したように、経営の苦労を強いられた近江鉄道が、どのように路線の維持・発展に努めたのか、後に合併した八日市鉄道(湖南鉄道)の関連史料とあわせて、公文書二十一点から読み解く。
開室日時は月曜日から金曜日までの午前九時から午後五時まで。問い合わせは県政史料室(TEL077―528―3126)へ。






