大詰めの大津市長選 対抗馬選び 越氏再選阻止へ川本氏浮上
◇全県
来年一月十日告示、同月十七日投開票の大津市長選は、現職の越直美氏が再選を目指すものとみられているが、対抗馬擁立の動きも活発化している。大津市内の経済団体や大学教授らでつくる「明日の大津を考える会」(代表=河本英典・大津商工会議所副会頭)は十九日、「第四回市民シンポジウム」を大津市のピアザ淡海で開催するが、この場で対抗馬を発表する公算が強まっている。【石川政実】
「女性であること、しかも若いこと、これだけで勝てる」と連合滋賀の幹部は四年前、越氏を大津市長選の候補者に決めた理由を語っていたが、事実、その通りになった。
この越氏は再選に意欲を見せ、先月に開会した市議会八月通常会議の会期中に出馬表明する可能性が高いとみられている。
しかし、市職員や職員OBの一部からは、越氏再選出馬にブーイングが起こっている。
●茂呂氏、ブログで市長への手紙公表
昨年三月、富田真教育長が「体調不良」を理由に任期途中で退任。
同年五月には茂呂治副市長が「一身上の都合」として途中で退任するなど、幹部が相次いで市役所を去った。
その茂呂氏はこのほど、退任する前の昨年三月に越市長に渡した手紙を自らのブログにアップした。
「(市職員や幹部に対し)とにかく聞かない、任せない、決めないの三拍子がそろって市長協議が増え続け、市長自身および部下の多忙につながっている」など諫言(かんげん)した内容だ。
「さびれた大津の駅前はまさに象徴的だが、このまま越市政を続けていいのか」と語るのは、「明日の大津を考える会」の河本代表。
この「考える会」は十九日に「市民シンポジウム」を開催するが、席上、越氏の対抗馬の擁立を発表する公算が高い。
有力視されているのは、「(株)まちづくり大津」の社長で、県建築士会会長の山本勝義氏(61)、県会議員では自民党の佐藤健司氏(42)、無所属の蔦田恵子氏(53)、さらには昨年の知事選に出馬した、東京工業大学ソリューション研究機構の特任教授の小鑓(こやり)隆史氏(49)らの名前が上がっている。しかし、小鑓氏は来夏の参院選に自民から出る公算が高く、蔦田氏を本命に、次いで山本氏の二人に絞られた格好だ。
ただ政界筋には「世論調査では越氏の高い支持率が予測されるため、知名度のあるメディアプロデューサーの川本勇氏(56)の方が勝てるのでは」との声もある。
一方、民主党県連では、市議会会派の市民ネットもさることながら、最後は川端達夫衆院副議長の意向が大きな影響力を持つ。どんなに市職員の反発があっても、越氏推薦でまとまる公算大だ。
いずれにせよ十九日の市民シンポジウムが大津市長選の大きな山場になりそうだ。





