滋賀レイクスターズ(2)
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)西地区三位につけている滋賀レイクスターズ。十二月三、四日に、東近江市今堀町の布引運動公園体育館で行われる埼玉ブロンコスとの一戦まで、あと二週間。昨年に続き二度目となる東近江地域での公式戦開催に向け、新生レイクスの魅力を紹介する。
★波多野選手
外国人選手とも互角に渡り合える体格と高い身体能力を生かした躍動感あふれるプレーで観客を魅了する波多野和也選手(29)=ブラジル出身=。
大阪エヴェッサ時代はリーグ三連覇に貢献し、オールスターにも四回選出されるなど、実力・実績とも申し分のないスター選手で、新生レイクスの救世主として期待が寄せられている。
しかし、プロ七シーズン目の今季は、左膝のけがによりベンチを温めながら復帰を待ちわびる日々。「一試合でも早く復帰できるようリハビリに励んでいる」と焦る気持ちを抑え、チームに加勢できるときを静かに待つ。
「楽しそうだったから」と中学生のときに始めたバスケも、今では「常にそばにあるもの」になったという波多野選手。
最も激しいゴール下での攻防でひるむことなく、非凡なセンスとパワーでリバウンドを奪い取り、会場を熱くする日も近い。
★本多選手
「自分が目標にされる選手になりたい」。記者会見で憧れの選手を尋ねられた本多純平選手(23)=富山県出身=の回答は、新人の中でも異彩を放ち、プロ選手としての風格さえ漂わせた。
バスケを始めたのは、中学校時代。「先輩に誘われたのがきっかけで、誘われていなかったらソフトテニスをするつもりだった」という。
チームのムードメーカーでもある本多選手は、今季、外国人選手が二人しか出場できない第二クオーターでの出場が定着化。「先輩から『落ち着いて』と言われるのが励みになっているが、実際は緊張しまくっている」と謙そんするも、ルーキー離れした落ち着いたプレーで得点に絡む活躍を見せている。
「ミドルレンジ(ゴール下にある台形エリアからスリーポイントラインまでの間のエリア)でボールをもらうことが多く、もらったら絶対決めるという気持ちで打っているので是非見てほしい」。初のプロ生活もドライブやコーヒータイムでリフレッシュしながら、コート上では失敗・成功を繰り返し進化していく。
★伊戸選手
練習生からプロへの道を切り開いた伊戸重樹選手(26)=長浜市出身=は、長浜西中学校の先輩・小川伸也選手や大津市出身の岡田優選手に続く、滋賀県待望の新人である。
夢に近付いた昨季だったが、プロ選手と練習生の間にある大きな壁も感じ続けた一年。「皆のプレーを見ながら『自分もできる、負けたくない』という思い」と「『お前ならできる』といった周囲の声やサポート」を励みに、コートに立てない悔しさを心の成長の糧とし、決して希望を捨てず乗り越えた。
「メンバーも大幅に変わり、コートも、チームのスタイルも、何もかも新しくなったレイクスが魅力」と語る伊戸選手。ゲームを組み立てる重要な役割を担うポイントガードのポジションは、ベテラン選手がひしめく激戦区。生まれ育った地でプレーできる喜びを噛みしめ感謝しつつ、「スピードでは負けない」と自らの強みを武器に、身長百七十センチでも通用することをコートで証明する。
★宮城選手
波多野選手と同じ専修大学を卒業し、故郷から遠く離れた滋賀でプロ選手としての第一歩を踏み出した宮城信吾選手(23)=沖縄県出身=。身長百九十七センチで、ディフェンスやリバウンドが持ち味の大型新人。
小学校で野球をしていたものの、中学校の野球部が弱かったことが転機となり、宮城選手のバスケ道が始まった。「僕にとってバスケは楽しいもの」。
レイクスの一員となってから外出時に声を掛けられる機会が増え、プロとしての自覚が深まる中、例えワンチャンスでもコート上で結果を残さなければ、次が巡ってこない厳しい現実も痛感し始めた。
「自分に勝ちたい」。外国人選手と渡り合えるような選手になることを目標に掲げ、パワー負けしないよう筋力も含めて増量に取り組む宮城選手。人懐っこい笑顔の奥に、闘志の炎が燃えたぎる。
観戦チケット発売中
観戦チケットは、アルプラザ八日市やコンビニ各店、チケットぴあのほか、滋賀レイクスターズのホームページからも購入できる。詳しくは、チケットホットライン(0120―976―509)へ。火曜~金曜日の午前十時から午後六時まで対応。










