琵琶湖からコケムシ類の新種2種発見!
◇全県
琵琶湖からコケムシ類の新種二種と初記録六種が発見された。
県立琵琶湖博物館(草津市)では平成十八年度から五年間、琵琶湖の生物層の総合研究チームを編成して研究していた。
その成果として当時、北海道大学大学院の研究者であった広瀬雅人博士(現・国立科学博物館特別研究員)が、二綱七科八属十二種のコケムシを確認し、そのうち二新種(リュウコツカラクサコケムシとアカリコケムシ)と、日本初記録の二種(コブカラクサコケムシとコブハネコケムシ)と、琵琶湖初記録の四種の分類学的記載を行ない、四月末に日本動物分類学会の英文誌「SpeciesDiversity」から出版された。
確認されたコケムシは、被喉綱の十種は休芽、裸喉綱の二種は群体の形態に基づいたもので、文献に基づく二種を含むと琵琶湖のコケムシは十四種であるとことが明らかになった。
この論文は琵琶湖博物館の総合研究「琵琶湖およびその集水域の生物学的多様性の探査=分類学、形態と分子に基づく系統学」(平成十八年度~二十二年度)の成果の一つであり、発見者の広瀬博士は同研究の研究協力者だった。
コケムシとは、水中の岩などの上に小さな個虫が集まった群体をつくる動物で、海や湖などに生息している。苔のような外見から、コケムシという名前で呼ばれている。コケムシの個虫は触手に生えた繊毛で水流を起こし、水中の微生物や有機物片を集めて食べる。








