原発依存見直しへ 県独自の行程表に意欲
◇全県
嘉田由紀子知事と地域防災計画検討委員会の委員は二十二日、原子力災害対策の見直しに生かそうと、関西電力の美浜原子力発電所(福井県美浜町)と日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を視察した。
美浜原発に到着した嘉田知事と委員は、発電所の概要と安全対策の説明を受けた後、三号機の使用済み燃料ピットや格納容器内などを視察し、嘉田知事は安全対策について「巨大で複雑なシステムだ。みてすぐに判断できないが、専門家の意見を聞いて生かしたい」と感想を語った。
県と関電の情報共有では「これだけの恩恵を受けているのに、歴代の知事が来たことがなかったのは反省しないといけない」と述べ、積極的に進める姿勢を示した。
また原子力のあり方ついては「ゆくゆくは(原子力を)卒業しようと申し上げている。具体的な供給、需要で時間軸も含め行程表をつくって、具体的な方向をつくりたい」と述べた。
具体的には関電のデータのほか、環境生態学からのアセスメントも加えて、「琵琶湖を守る責任から県独自で研究を進めたい」とした。
続いて、高速増殖炉「もんじゅ」へ向かい、原子炉内や非常用発電機、電源車などについて、関係者から現地説明を受けた。
視察を終えた嘉田知事は、相次ぐ事故で運転再開のめどの立たない現状とあわせて、「この後、電気を起こす機能を確保できるのか、かなり技術的に難しいのではないか。最終的に何のためにするのか判断が難しい」と疑問視した。









