10月5日から 佐川美術館特別企画展
◇湖南・守山
公益財団法人佐川美術館(守山市水保町)は、十月五日から特別企画展「脇田和展―鳥と遊ぶ―」を開催する。脇田美術館(長野県軽井沢町)所蔵の油彩・スケッチ作品六十三点が、十二月十九日まで展示される。
明治四十一年に東京で生まれた脇田和氏(平成十七年没)は、大正十二年十五歳の時にドイツへ渡り、ベルリン国立美術学校で絵画を学ぶ。
帰国後は、新進気鋭の画家として精力的に作品を発表するとともに、昭和十一年に盟友・猪熊弦一郎氏らと共に新制作派協会(現・新制作協会)を創設し、美術界へ新しい風を吹き込む。
その脇田氏の作風は、生涯にわたり一貫して花や鳥、子どもといった身近な存在をモチーフに制作活動を行ってきた。その対象物へのあたたかなまなざしは、類まれなる色彩感覚と相まって、見るものを豊かな感性の世界へと誘う。
特別展では、脇田氏の八十年に及ぶ画業の中から、特に好んで描いた鳥に注目し、初期の作品から晩年までの作品が展示され、脇田芸術を代表するモチーフを一連の流れを通して追うことができる。
一方、新制作派協会創立時から親交があり、同美術館にゆかりのある佐藤忠良氏が制作した脇田氏の頭像作品「脇田さん」をはじめ、佐川美術館所蔵の鳥のブロンズ作品も併せて展示される。
また期間中は、平山郁夫の「東アジア―緑の大地―」と「文化遺産を描く」、佐藤忠良の「めばえ」と「彫刻家の眼」などの併設展示も行われる。
入館料は、一般千円、高大生六百円、小中学生三百円で、午前九時半から午後五時まで。月曜日(祝日の場合は翌日)が休館。詳しくは佐川美術館(TEL077―585―7800)へ問い合わせる。









