工芸士20人の作品を紹介
◇湖南・甲賀
滋賀県立陶芸の森(甲賀市信楽町勅旨)は九月十八日から十二月十日まで、陶芸館ギャラリー企画展「信楽焼の技と美―継承される伝統技術」を開催している。時代の変遷のなかで信楽に受け継がれてぎた伝統の技を、信楽焼伝統工芸士の作品から紹介している。
中世古窯の系譜を引く信楽のやきものは、滋賀を代表する伝統工芸のひとつ。室町時代には生活のうつわが佗茶(わびちゃ)の茶人たちに好まれ、見立て道具として珍重された。近世初頭には、茶人好みの茶陶の注文に応えていた。
また、江戸時代以降は近隣の需要を賄う民窯として、茶壷や飲食器など幅広く生活陶器を生産してきた。こうした時代の変遷のなか、近隣諸窯から、様々な技術が信楽にもたらされている。火鉢や青簾の甕にみられる、釉薬の重ね掛けや流し掛けもその一例といえる。
出展者(号)は▽冨増純一氏(壼久郎)▽奥田英行氏(英山)▽谷吉博氏▽小西啓吾氏(紫香)▽上田宗寿氏(寿方)▽古谷弘氏(忠六)▽高橋光夫氏(楽斎)▽高橋昭二氏(春斎)▽大原薫氏▽谷敏隆氏▽松本好広氏▽今井宏重氏(重蔵)▽今井晃治氏(日光)▽小川顕三氏▽川口隆之氏▽神崎倍充氏▽谷信男氏▽村井信幸氏(信瑛)▽吉田勝氏▽岡本公延氏(一紘)。
問い合わせは、滋賀県立陶芸の森(TEL0748―83―0909)へ。






