滋賀報知新聞が入場券プレゼント
◇大津・大津市
県立近代美術館(大津市)は二十四日から、東欧を代表する絵本作家ドゥシャン・カーライを紹介する企画展「スロヴァキアが生んだ色彩の魔術師、ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち」を開催する。六月二十七日まで。
冷たい風の吹きすさぶ冬空が次第にバラ色に染まり、春の到来を予感させる。雪の水玉模様もじょじょに金色に輝く陽光に変化している。
この原画は、絵本「十二月くんの友だちめぐり」の挿絵。十二月を司る少年が、北風に乗って、三月、六月、十月のそれぞれの月を治める少年たちを訪ね、各季節の美しさや人々の暮らしに魅了され、自分の月に戻るストーリーだ。
原画は、赤い鼻をした十二月くんが、北風に乗って三月へ向かっていくところ。心をときめかせながらも、まるで考えごとをしている物静かな十二月くんが、まだ見ぬ世界の冒険に乗り出していく様子が淡い色調を背景に、詩情豊かに描かれている。
カーライのトレードマークは、丹念に絵の具を塗り重ねることによって生まれる繊細で微妙な色調だ。
また大きな目を見開いて彼方を見つめる人物たちが登場する、どこか哀愁の色を帯びた幻想的な世界は美しく、はかなげだが、けっしてセンチメンタルにおちいることなく、つねに現実を直視し、人間性の本質を捉える強じんな人間観察とユーモア精神に裏付けられている。
同展では、初期の代表作「不思議の国のアリス」「アンデルセン童話集」などの絵本原画のほか、油彩、版画、アニメーション原画など二百五十点を展示し、ファンタジーの世界へ誘う。
観覧料は一般九百五十円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。問い合わせは同美術館(077-543-2111)まで。
なお、滋賀報知新聞社大津本社は読者プレゼントとして、抽選でペア四組に入場券を進呈する。希望者はハガキに住所、氏名、本紙への批評を記入し、五月八日までに〒520-0044大津市京町4丁目5-23、滋賀報知新聞社大津本社へ。







