ミニ企画展開催中
◇大津
大津市歴史博物館(大津市御陵町)は四月二十五日まで、ミニ企画展「上仰木遣跡」を開いている。
大津市仰木にある上仰木遺跡(平安時代~室町時代)は、御所の山で発見された屋敷跡からは多量の土器類や漆器などが出土し、有力者の邸宅跡とみられている。
平安時代の堀跡から出土した墨画土器は、皿をカンバスにみたて、僧や長刀、女性の顔や姿などが描かれている。師匠の手本を見ながら弟子が練習していたのか、なかでも女性の顔は、整った構図に手慣れた筆使いがうかがえるものと、稚拙にみえるものとが、上下に描かれている。
また、多くの中国産陶磁器も出土し、質の高い青磁や白磁に加えて、磁州窯系の陶器類なども出土した。緑釉白地掻落梅瓶(りょくゆうしろじかきおとしめいびん)は大英博物館所蔵のものと同工品といえるもので、国内遺跡ではきわめて珍しい出土品といえる。
観覧料は一般二百十円、高大生百五十円、小中生百円。問い合わせは、大津市歴史博物館(TEL075―521―2100)まで。






