竜王西幼稚園の「ぽんたクラブ」
◇東近江・竜王町
仕事漬けの毎日で、普段交流する機会が少ない父親たち―。竜王町立竜王西幼稚園には、父親同士の交流と地域とのつながりを深めるためのクラブがある。その名は「ぽんたクラブ」。
平成十四年度、当時のPTA役員を核に有志が集まり、交流だけでなく子どもたちのためにできることを力を合わせてやっていこうと、ぽんたクラブを結成した。
入会者は三十、四十歳代が中心で、同クラブ役員の市田亮二さんは「同年代のつながりができることで、地元の自治会活動で顔を合わせたときにも声掛けや協力など輪に入りやすい。クラブ活動を通して、地域の中に自分の居場所が作れる」と魅力を語る。
また、入退会自由で会費も必要ないため、子どもの卒園後も活動を続けている人が多く、後輩会員からの信頼も厚い。
活動は年二回程度。九月からの園生活にスムーズに移行できるよう夏休み最終日曜日に毎年開催されている「夏の夕涼み会」では、在園児のお父さんの協力も得ながら、ヨーヨーつりやスーパーボールすくい、綿菓子、焼そば、ポン菓子など模擬店を出店し、子どもたちを楽しませている。
子どもたちの笑顔に出会うため、個々の職種で培った技を結集し、遊具のペンキ塗りやウサギ小屋の建設、ベンチ・棚の製作などにも取り組んでいる。今年は十一月に作業を行う予定。
鈴木数馬園長は、「いろいろな力とノウハウを持っている人材を集められるのがすごい。(ぽんたクラブは)子どもたちにさまざまな経験機会を与えてくれて、ありがたい」と感謝する。
自分たちが楽しみながらも、心のどこかで子どもからの「すごい」や「かっこいい」という一言を待ち望んでいるお父さんたち。これからも子どもたちを喜ばせるための活動を続けていく。









