ミホミュージアム、今夏2つの特別展 滋賀報知が 入場券ペア10組プレゼント
◇甲賀・甲賀市
ミホ・ミュージアム(甲賀市信楽町桃谷)は、インドで生まれ東アジアで広がった仏教文化に触れる特別展「仏たちの物語」(八月十六日まで)と、東西文明の架け橋となった古代中央アジアの文物を紹介する「オクサスのほとりより」(夏季八月十六日まで、秋季九月一日~十二月十三日)を同時開催している。
「仏たちの物語」は、仏教の教えを伝える智慧(ちえ)と物語の宝庫である多くの教典などを展示する。
維摩居士の物語、聖武天皇・光明皇后時代の驚くべき写経事業の実際、般若経をもたらした玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)法師の旅と訳経事業、禅僧の数々の逸話など、仏画や木像などを交えて分かりやすく紹介する。
展示の一つ、絹本著色の「如意輪観音像」(鎌倉時代、法蔵寺)は、驚くべき美しい色彩に、涼やかな目をもった観音像として知られる。丸い穏やかな顔と天衣をつけた肉身は平安時代のなごりを留めるが、蓮台の涼し気な色調は中国の宗画を思わせる。
一方、「オクサスのほとりより」は、古代中央アジア・オクサス川沿いで東西文明をつなぎ栄えたバクトリア、ソグディアナ(現アフガン、ウズベキスタン、タジキスタン周辺)の文物を展示する。
会場には、タジキスタン共和国国立考古学館から迎えた古代バクトリア、ソグディアナ時代の名品五品を中心に造形芸術約百点を通じて、人類普遍の幸福を求める心を紹介する。
この中で、「四臂神霊図壁画断片(よんぴしんれいずへきがだんぺん)」(六ー八世紀、タジキスタン共和国国立考古学館)は、小札をあしらった鎧、黄金の兜で重装備をした神霊が描かれたもの。東西貿易で栄えたソグディアナの貴族の家には、鮮やかな色彩で描かれた壁画で飾られていた。
ゾグド人の壁画の主題は、神々や英雄と悪魔の戦い、祭礼、神話や寓話の場面など多岐にわたるが、内容もインド、西アジア、ギリシア・ローマ世界など複雑な起原をもっている。
入場料は両展共通で大人千円、高大生八百円、小中生三百円。月曜休館。問い合わせは同ミュージアム(0748-82-3411)まで。
なお、滋賀報知新聞社は同展入場券をペア十組にプレゼントする。希望者ははがきに郵便番号、住所、氏名、本紙への批評を記入し、二十五日までに520-0051大津市梅林1丁目3-25、滋賀報知新聞社「ミホ・ミュージアム入場券プレゼント係」へ。







