県政NOW 「驚異的に進化し続ける人型ロボット」
4月19日、北京市において人型ロボットが走るハーフマラソン大会が開催され、優勝タイムは人間男子の世界記録を約7分上回り、昨年の優勝タイムを3分の1以下に短縮するタイムで急速な技術進歩をアピールするものとなりました。
2回目の開催となった今回は、昨年の大会の5倍以上となる105チームのロボットが出場し、今年は人間が操縦しなくてもロボット自ら走行コースを選んだり、障害物を避けたりする「自律走行」への出場チームが4割を占めました。
人型ロボットのハーフマラソン大会を開催した中国では、昨年、企業参入が相次ぎ、本格的な量産も始まり、今年は「実用化元年」と位置づけ、工場やサービス業などでの利用を加速させようとしています。
人型ロボットの世界の出荷台数は2025年に約1万8千体で、前年から6倍に増加し、そのうち中国製が約85%に達したと言われています。
量産化で先んじた中国は、人型ロボットの社会実装に力をいれています。
北京市内には、受注した商品を識別し、棚から取り出し、配達員に渡す一連の作業を担っている薬局があり、中国国内で人型ロボットが働き始めています。
専門家は、ロボットの頭脳であるAIや、AIの性能を左右する半導体を含めた総合的な技術力では依然として米国がリードしているものの、中国は低コストで迅速に量産化できる強みを活かし、積極的な社会実装を経て改良を重ねていくことで進歩させていると解説しています。
人型ロボットは、人の仕事を奪うとの懸念が根強く、軍事利用を含めた倫理面での議論が急務となっていますが、人口減少や少子高齢化が進展し、労働人口が減少する日本社会においても工場や店舗などで不足する労働力を補うための人型ロボットの必要性を痛感しています。
ホンダが開発し製造していた世界初の本格的な二足歩行ロボット、アシモはどこに行ったのでしょうか。
資源の少ない日本にとって技術力こそが日本の力となるのではないでしょうか。




