第32回 滋賀報知新聞社旗争奪
中村功一市長ら現地を視察
幻の桜エイゲンジ満開
移動図書館車運行
安土城お堀めぐり
◆東近江・東近江市◆
三重県側で進む国道421号の石榑峠道路トンネル工事(事業主体・国土交通省近畿地方整備局、滋賀国道事務所)が一年を経過する。進ちょく状況を確認するため十七日、東近江市の中村功一市長ら三役と関係職員が現地を訪れ、滋賀国道事務所や施行業者から説明を受けた。
国道421号は、桑名市と近江八幡市を結ぶ幹線道路だが、県境の石榑峠道路(いなべ市大安町~東近江市黄和田町)は、急峻な鈴鹿山脈を横断していることから、道幅が狭い上に旧勾配、急カーブが続き通行規制が絶えず、冬には通行止めになるなど国道としての役割を果たしていなかった。
このため、両県の長年の悲願が叶い、国の直轄事業としてトンネル化が計画され、昨年五月から三重県側で掘削工事が開始された。約二十五人の作業員らが二十四時間二交代制で、火薬での爆破や専用重機を使って、一日に五、六メートル掘り進み、現在まで四百十三メートル(トンネル区間四千百五十七メートルの一割)に達するなど、工事は順調に進んでいる。
工事区間に国定公園があることやクマタカの生息が確認されていることなどから、滋賀国道事務所建設監督官の田中幸一さんは、砕石搬出に車を使わずベルトコンベアーを使用し、特に排水処理に気を使うなどして「動植物、河川など自然環境に十分配慮するとともに、安全に工事が進むことに気を配っている」と話していた。
一方、施行業者で大林・飛島特定建設工事共同企業体石榑工事事務所長の林下敏則さんから「地下水が急にトンネル内に入ると崩落の恐れがあり、常に前方の地質に注意をしながら工事を進めている」との説明を受けた。
なお、滋賀県側では、トンネル工事の準備段階となる取り付け道路の整備が現在行われ、整備が終わり次第、トンネル掘削工事が開始される。
▲満開のエイゲンジザクラ(東近江市山上町)
東近江市山上町の永源寺産業会館前で、花の大きさが約五センチにもなる幻の桜「エイゲンジザクラ」が満開となり、華麗な姿に道行く人びとを楽しませている。
エイゲンジザクラは、臨済宗永源寺派大本山・永源寺の境内に群生していたことから名付けられた里桜の一種で、濃緑の葉とともに直径約五センチもある大きな花を開かせる。また、先端と外面がやや濃くなった微淡紅色をし、最大十三枚にもなる花びらは八重桜に似て美しい。
残念ながら今では自生はなく、語源の「永源寺」に復活を図ろうと永源寺町商工会女性部が平成十一年に植樹を始め、これまでに約一千本を植え、最初度に植えた産業振興会館前、永源寺運動公園グラウンド(同市上二俣)、愛郷の森(同市和南町)では見上げるまでに成長し、秋のモミジと並ぶ名物になっている。
▲初日から人気を集めた移動図書館車(20日、かすが保育園で)
愛東図書館の移動図書館車の運行が、二十日から始まった。八日市図書館が週三回運行している専用車両の空き日を利用して月一回、愛東南・北幼稚園とかすが保育園に出向く。
昨年度にまとめられた「東近江市の図書館のあり方」の検討課題として取り上げられた全市域で均等な図書館の利用サービスを向上させる取組の一つとして、これまでなかった愛東地区でスタートすることにした。
運行は、親子で利用できるよう南幼稚園とかすが保育園は第二金曜日、北幼稚園は第三金曜日のお迎えの時間帯。車両には子ども向けと大人向けの本合わせて二、五○○冊が積載されており、車内で読んだり借りたり、また返却もできる。
▲外堀をゆったりと進む「安土城お堀めぐり」
安土町の春の観光キャンペーン「あづち信長春まつり」(四月一日―六月三日)の特別企画「安土城お堀めぐり」が、二十一日からスタートした。
豊かな自然や歴史の風景が残る安土城外堀を、情緒あふれる手漕ぎ和船でゆったりと巡りながら、左右に見上げる「日本一〇〇名城」に選定された安土城と観音寺城に思いをはせ、歴史ロマンを味わってもらう、安土城跡前から百々橋まで約六百メートル、往復四十分の船旅。
運行日は、四月二十一・二十二・二十八~三十日、五月一~六日。運行時間は午前十時から午後三時半まで。料金は大人千円、中学生以下五百円。問い合せは、町観光案内所(0748―46―4234)へ。






