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県議選・蒲生郡選挙区
西沢氏が初当選
ガラス工芸の魅力
■平成19年4月10日(火)第14692号
■平成19年4月10日(火)第14692号
◆全県◆
県はこのほど、土砂災害防止法に基づく第八次指定として、大津市大石曽束町などの五市二町・百二十四カ所の「土砂災害警戒区域」を指定した。これにより、県内の土砂災害警戒区域指定は十一市十一町・八百七十八カ所(うち五百二十三カ所は土砂災害特別警戒区域)になった。
土砂災害から県民の生命と身体を保護するため、土砂災害のおそれのある区域を指定し、危険周知と警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制のほか、既存宅地の移転促進を推進するもので、引き続き区域の指定を進めていく。なお、県内には、土砂災害のおそれのある場所が約四千九百カ所もあり、平成二十二年度までに全区域の指定を終えるよう取り組んでいる。
第八次指定になったのは、「土石流危険渓流」が四十三カ所(うち特別警戒が十七カ所)。地域は大津市、栗東市、野洲市、東近江市、彦根市、愛荘町、甲良町、長浜市。
「急傾斜地崩壊」は八十一カ所(同七十四カ所)で、地域は大津市、栗東市、東近江市、彦根市、愛荘町、甲良町、長浜市。
東近江市を地区ごとに見てみると、「土石流危険渓流」は五個荘地区五カ所(寺領川支流など)、永源寺地区五カ所(大谷川、宮ノ川など)の計十カ所。
「急傾斜地崩壊」は八日市地区一カ所(太郎坊)、五個荘地区三カ所(石馬寺)、永源寺地区四カ所(黄和田)の計八カ所―となっている。
なお、土砂災害の前兆現象には、▽雨が降り続いているのに、川の水が減っている▽山全体がうなっているような音がする▽地面がひび割れたり、一部分が陥没あるいは隆起した▽井戸の水が濁る▽池や沼の水の量が急に変化した▽がけから小石が落ちる▽がけに割れ目ができた、水が湧き出てくる―などがある。
これらの現象を見かけた場合、最寄りの市町役場、地域振興局あるいは国土交通省工事事務所に連絡し、早めの避難を心がける。
今回、指定された区域図など詳細については、県土木交通部砂防課および各地域振興局建設管理部で縦覧できるほか、県砂防課のホームページでも見られる(http://www.pref.shiga.jp/h/sabo/ )。
問い合わせは、東近江地域振興局建設管理部河川砂防課(0748―22―7738)へ。
▲初挑戦でトップの木沢成人氏
県議選・東近江市選挙区(定数四)は八日に投開票され、新人で対話の会の木沢成人氏(34)が浮動票を一手に集めトップ当選を果した。上野幸夫氏(66)=自民=が六選、宇賀武氏(58)=自民=と山田実氏(56)=民主(連合推薦)=が再選を決め、現職三人が議席を確保している。現職の小寺裕雄氏(46)=自民一期=、元職の中島敏氏(59)=無所属三期=、新人の谷本善弘氏=共産=の三人は及ばず涙を飲んだ。投票率は、前回(旧七市町平均五四・九七%)を二・六三ポイント下回り、五二・三四%と過去最低となった。文中敬称略。
嘉田県政の推進を打ち出すトップの木沢は、四十年ぶりに元池内玄蔵県議の再来を願う旧蒲生町の一本化に支えられ、九千三百八十五票を獲得した。フレッシュと誠実さが共感を呼び、無党派層だけでなく民主、自民、公明、共産の若手や女性層に食い込み、全市的に支持を集めている。
新幹線新駅やダム問題を訴え、選挙戦を通じ「日増しに手ごたえを感じた」と勝利を喜ぶ木沢は、最年少県議の座を獲得した若手らしく「勉強を重ねながら、嘉田県政を支えていきたい」と今後を語った。
▲再選を果し喜びに沸く山田実氏
二人に分け入った宇賀は、旧能登川町八割の八千三百十一票を手堅くまとめ再選を果し、地域代表の色を濃くした。一方、早くから臨戦態勢に臨んだ湖東・愛東の上野は、地元の六割を固め六千三百九十四票を獲得したものの、他市町の票が伸びず苦戦を強いられている。
惜敗の小寺は、地元八日市で健闘したが、期待する旧町が伸びず六千二百九十八票の次点に泣いた。政治生命をかけた中島(獲得四千百五十票)だが、旧八日市での前回(四千六百二十三票)に及ばず、谷本(同三千八百六十七票)も共産組織(五千票)を大きく下回った。
開票結果(投票率52・34%)
当 木沢成人 9385票
当 宇賀 武 8311票
当 山田 実 7820票
当 上野幸夫 6394票
次 小寺裕雄 6298票
中島 敏 4150票
谷本善弘 3867票
(無効378票)
▲近江八幡・安土・日野・竜王の首長とともに万歳三唱で当選を喜ぶ佐橋氏ら(竜王町弓削の選挙事務所で)
自民・民主・嘉田派の戦いとなった蒲生郡選挙区は、現職の山田尚夫氏(60)=自民党公認=と新人の佐橋武司氏(58)=対話の会推薦=が激戦を勝ち抜き、県議の座を射止めた。
投票率は、郡内全体で五八・〇〇%と前回よりも一・二〇ポイント減となり、有権者の無関心さが露呈した。その背景には、嘉田県政が抱える栗東新駅やダム問題が候補者の政策論争にのぼらず、今一つ身近な課題として捉えられなかったことが挙げられる。
手ごたえの薄さに「上滑りしているのではないかとの心配もあった」と振り返る山田氏。大票田・日野への三新人の切り込みに危機感を強め、次期町議選をにらみ保守系町議が終盤にかけ地盤を引き締めた。日野中学校改築など県また国とのパイプが必要不可欠な大型事業を抱えていることもあって、前回より約二千七百票多い八千八十七票を日野で固め、他候補を引き離した。
安ど感漂う選挙事務所で、山田氏は「日野町が抱える課題また蒲生郡内の福祉・教育の向上に精一杯努力し、県議としての資質を高め信頼にこたえていきたい」と初心に立ち返った。
一方、嘉田知事との協調姿勢を打ち出した佐橋氏は、同じ町内から出馬した新人の辻川芳治氏(53)=民主党公認=の追い上げに中盤苦しみ、「非常に厳しい選挙戦で心が振れるときもあった」と明かす。
「ラスト二日で盛り返すことができた」(選対談)。保守系町議や同級生による竜王の票固めと女性層の支持拡大で三千八百十四票を手堅くまとめ、嘉田票の掘り起こしで日野八百五十二票、安土七百七十六票の上乗せにも成功し、後半にようやく上昇気流をつかんだ。
当選の知らせに沸き上がる選挙事務所で、佐橋氏は「クリーンな政治に努め、みなさんの本当の願いを県政に反映させ、嘉田県政とのパイプ役としてしっかり務めさせていただく」と決意新たに第一歩を踏み出した。 台風の目となった辻川氏は、中盤から追い上げを見せたが、告示直前の出馬で時間・準備不足が響き日野・安土での票が伸び悩んだ。また、片岡好夫氏(59)=自民党推薦=は安土一本化を呼び掛けたが、佐橋氏と辻川氏への票流出が食い止められず、県遺族会のつながりで前回より日野で票を伸ばしたが他候補に追いつけなかった。
今後、自民とかかわりの深い町議の全面支援を受けて当選した佐橋氏が、どの会派に属し、県政の課題また合併など蒲生郡が抱える問題にどのような政治姿勢を示すか注目される。
開票結果(敬称略)
投票率58.00%、無効360票
<当>山田尚夫 8,479票
<当>佐橋武司 5,442票
辻川芳治 3,932票
片岡好夫 3,744票
▲お孫さんから当選の花束を受ける西沢氏(8日午後10時30分、選挙事務所で)
八日に投票が行われた県議選の愛知郡選挙区は、即日開票の結果、西沢桂一氏(66歳・無所属・民主推薦)が、三、八二一票を得て、平元真候補(53歳・無所属)と塚本精一候補(54歳・対話の会)に競り勝ち初当選した。
西沢氏は、次点の平元氏(三、一七一票)を六五○票引き離し、全町的に支持を広げた。塚本氏は一、六六一票だった。投票率は六○・○七%、投票数は八、七六七票。
午後十時過ぎ、西沢氏の地元・目加田公民館に設けられた選挙事務所に当選確実が伝えられると集まった大勢の支持者の歓声が沸き起こり、この時を待った歓喜一色のムードに包まれた。
西沢氏が二階の大広間いっぱいの支持者で埋まった祝賀会場に迎え入れられると一斉に喜びの拍手が沸き起こった。あいさつに立った西沢氏は「(立候補を決めた)当初、気持ちが揺れ動き、心配も募ったが、(当選させてもらって)本当にありがとうございました。愛荘町が本当によくなるようしっかり村西町政を支え、県政とのパイプ役に努めたい」と抱負を語った。
祝いに駆けつけた村西俊雄町長は「住民の良識が勝った。これから西沢県議と一緒になって町政を進め、町の発展に一生懸命取り組んでいきたい」と二人三脚を強調した。
今回の選挙は、中盤から西沢氏と平元氏の間に塚本氏が楔(くさび)を入れる構図となり、三候補とも地元票を基盤に縁故やつながりの希薄な愛知川地区と秦荘地区内の票をどれだけ取り込めるかがカギとなっていた。そんな中で旧愛知川町時代の入札に絡む事件の発覚などもあり、政治不信が選挙結果に少なからず影響を及ぼした。
県議選でも新しい風
投票率でみると、西沢氏の地元、深草・目加田地区は、八二・三五%のトップで盛り上がりが数字の上からも現れたが、次点となった平元氏の地元・愛知川は、五九・四五%、また近隣の市でも四八・九五%、中宿・沓掛に至っては四六・三九%の最低投票率となり、大票田の積み上げ票を十分に得られなかった。
塚本氏は、地元の東円堂や平居では七○%代と高かったものの「もったいない」の風を全町的に吹き広げることは難しかった。
西沢氏は当選の勝因について「この町をよくしていきたいという町民の思いが伝わったのではないか」と選挙運動を振り返ったが、昨年三月の町長選で、多くの有権者が新しい町政に希望を託す結果を出した以上、その確かな歩みを検証していきたいという期待の風が西沢氏側に吹いたのではないかとも言える。
村西町政と県政とのパイプ役を公約の軸に掲げたことから有権者の支持を広げたことも西沢氏の勝因として挙げられる。今後四年間の任期で、西沢県議と村西町政が、新しいまちづくりにどんな成果を生み出すのか有権者の視点が注がれる。
(畑 多喜男)
◆東近江・安土町◆
ガラス工芸作家の高村晴美さん=東近江市=の作品展が、安土町立図書館で二十八日まで開かれている。二十二日には体験教室も開かれる。
玄関ホール展示スペースには、ステンドグラス、皿、コップ、照明スタンド、小物などが展示され、ガラスのもつ光沢や透明感、光を通して伝わるぬくもり、色彩や濃淡の調和によるデザイン、細密に描かれた花などの絵柄が、見る人の心を引き付ける。
体験教室は午前十時からと午後一時からの二回開かれ、フォトフレーム(八百円)、一輪挿し(八百円)、サンキャッチャー(五百円)、ガーデンピック(中学生以上対象、千五百円)の四つの中から事前に選んで、予約した作品に取り組む。ヘアピン(百円)は、当日参加もできる。
作品づくりの参加申し込みと問い合せは、高村さん(TEL090―8937―7229)へ。





