手話シンガーソングライター・yokkoさんインタビュー
【全県】 「わたSHIGA(しが)輝くものをみつけてみよう」。2025年県開催の「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」イメージソング「シャイン!!」の一節だ。思わず口ずさんでしまう歌詞とメロディー、子どもからお年寄りまでが楽しみながら学べる手話の振り付けが特徴で、県内に少しずつ浸透してきている。同曲の作詞・作曲・手話への翻訳を手がけた手話シンガーソングライターのyokko(よっこ)さんは「未来へ思いをつないでいくきっかけの曲になれば」と期待を語る。
yokkoさんは甲賀市水口町出身。小学生のころから音楽が好きで、歌手になるのが夢だった。19歳の時、原因不明の病気で入院、「これまで本気で夢へ努力したことがあっただろうか」と考えことがきっかけで退院後に本格的に歌を学び、大学卒業後は歌手として活動を始めた。
25歳の時、今度は声が出なくなった。不安の中、近所の手話教室に通った。
「耳が不自由な手話の先生が『耳が聞こえなくても音楽は好き』と話されたことが印象的だった」と振り返る。
幸い、再び声は出せるようになった。「先生にも自分の音楽を届けられたら」と考え、歌詞を意訳した手話を歌に乗せるようになった。夢は「歌の意味を届ける音楽をしたい」になった。
現在、yokkoさんは県を拠点に歌手や声優のほか、全国の教育現場や福祉施設、地域イベントなどで人権講演ライブや手話歌ワークショップなど、幅広く活躍している。
「シャイン!!」は2020年、県からの依頼で製作。大会スローガンの「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」を歌詞に取り入れた。「出場する選手がそれぞれの競技で輝くように、県民もそれぞれの立場で輝くことができるというテーマで作りました。歌でも、手話でも、手拍子でも、多くの人が曲に参加することで大会の盛り上げになれば」。
yokkoさんは昨年から、県の事業「わたSHIGA輝く『国スポ・障スポ教室』」の講師として県内の小中学校を訪ね、手話の先生との話や「シャイン!!」の手話を子どもたちに伝えている。1回目の同事業が行われた草津市立玉川小学校では3年生がyokkoさんの指導に合わせ、体を使って大きく歌詞を表現していた。
「自分のやりたいことが誰かの笑顔になればうれしい」とyokkoさんは今の夢を語る。『シャイン!!』のラストは「みんなが輝く滋賀!!」となる。歌は声と手話とリズムで広く伝わり、まずは2025年へ、続いてその先へ輝きを増していく。
全歌詞の手話など「シャイン!!」の詳細は県の「国スポ・障スポ」公式WEBページ(https://shiga-sports2025.jp/)も参照すること。(羽原仁志)
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