巡礼客らに愛嬌ふりまく メス1歳・可愛さに人気
【近江八幡】西国三十三所第32番札所・観音正寺(近江八幡市安土町石寺)の境内入口の書院玄関で柴犬の「さくら」が毎日、巡礼の参拝客らを出迎えている。
さくらは、1歳のメス。現在、寺には保護犬を引き取り育てられた15歳になるオス、メスの兄弟犬が飼われているが、介護が必要な老犬となっているため、巡礼の参拝客を出迎えることが難しくなった。また、以前に住みついていた2匹の猫が、老犬に代わって参拝客らを出迎えていたが、2匹とも寺を出た(寺では巡礼と話している)まま帰らず、参拝客から「せっかく会いにきたのに残念やわ」の声を聞いた岡村遍導住職(54)が昨年10月、市内の愛犬家からさくらを生後2か月で譲り受けた。さくらの名前は、老犬の前に育てていた愛犬の名前を引き継いだ。
半年ほど経ったころから書院前にちょこんと座り、お参りする人々を出迎えるようになった。近頃は「さくら」と声をかける参拝客もあり、その度にしっぽを振って愛嬌を振りまいている。毎日の出迎えで次第に知られるようになり、今では「さくら」と書かれた名札を柱に貼り付けてもらい、出迎えが日課となっている。
岡村住職は「血統書付の柴犬で、柴犬の割にはおとなしく、誰にでも愛嬌を振りまく、やさしい性格なので、参拝客らに愛されているのでしょう。最初は、朝から夕方まで書院にいたのですが、愛嬌を振りまき過ぎて午後には疲れるようになったので、今は午前中だけ出迎えるようにしています。山を登って来られた参拝客から『さくらに出迎えられると癒されますね』と喜んでいただいているようです」と話している。さくらは毎日、午前6時~11時半ごろまで出迎えている。








