地元食材つかったレシピ体験
【東近江】 東近江市愛東地区の農家民泊「木春菊の宿」で17日、インターネットのビデオ会議アプリ「Zoom」を使ったオンライン料理教室の公開実演が行われた。新型コロナで予約が全てキャンセルになる中、地域や民泊の魅力を発信する企画でファンを掘り起こし、コロナ収束後を見すえる。
愛東地区の農家民泊は約10年前から、修学旅行生や海外からの研修生を受け入れており、現在は32軒が登録する。今年度からは市全体で民泊を推進しようとしていた矢先、新型コロナが国内外で感染拡大した。
そこで自宅に居ながら東近江市の魅力を感じてもらうオンライン料理教室を企画。田舎に遊びに来たような雰囲気をつくり出し、料理をしながら会話も楽しむ。
公開実演では、農家民泊の温かみを伝えるため、スタッフがスマートフォンの動画機能で前方を撮りながら、「ただいまぁ」と声をかけ、玄関をくぐる場面からスタート。
講師は、民泊のオーナー家庭の奥村とよ子さん(69)で、レシピは奥村さんが子どもの頃、祖母につくってもらった「おやき」。材料は8個分で、皮の小麦粉、菜たね油、中身の具材の日野菜のぬか漬けはすべて地元産。
料理教室では、奥村さんはやや緊張した面持ちで、スマホのカメラに向かって、作り方の説明をしながら調理をはじめた。別の部屋では、参加者役のスタッフが、パソコンの画面に見入り、奥村さんに質問しながら挑んだ。
はじめのうちは画面越しで進行のペースをつかみづらそうだったが、時間がたつにつれてコツをつかんでスムーズに進められるようになり、半時間程度で少し焦げ目がついたおいしそうなおやきを仕上げた。
奥村さんは公開実演を終えて、「コロナが流行している時でもできることはある。参加者に楽しかった、収束後に泊まりに行きたい、と言ってもらえる料理教室にしたい」と抱負を語っていた。
参加費4千円。先着5家族。今のところ、第1弾は8月29・30日、第2弾が9月19・20日、第3弾が10月24・25日で予定。申し込みはインターネット(http://higashiomi.shop/)から。問い合わせは主催のNPO法人愛のまちエコ倶楽部(TEL0749―46―8100)。
なお、インターネット環境があることが参加条件。食材は事前に届けられる。






