おいしく食べて食品ロスを削減 道の駅マーガレットステーションで好評
【東近江】 総合近江牛商社グループで、東近江市能登川駅前にてイートイン型精肉店を営む精肉店直営近江牛直売所(同市垣見町)は、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの取り組みとして、近江牛の食品ロスを削減しようと、従来は廃棄処分されていた端材を原料につかった部位別の「近江牛ソーセージ」を開発し、道の駅あいとうマーガレットステーション(同市妹町)で販売し、人気を集めている。
総合近江牛商社グループは、コンサルタント会社に勤めていた西野立寛(たつおき)代表(29)が昨年1月に創業し、現在は県内で直営の焼肉店4店、精肉店1店などを展開する。
食品ロスの削減に取り組むことになったきっかけは、「本当に捨てていいのですか」とつぶやいたバイト生の一言。端材の一部は賄いの食事でつかっていたが、固くて食べられない大部分は廃棄処分していた。その量は、同社だけで1日200キロ(脂含む)。
そこで昨年8月からバイト生と意見を交わしながら開発に着手し、様々なメニューを試した結果、固い部分でもミンチにして食べやすくでき、幅広い世代に受け入れられるソーセージに絞り込み、11月に完成した。
ソーセージは、タン、カルビ、ロースの部位別に分けたのが特徴で、パリッとした食感の羊腸に詰めた。開発責任者の水野弘樹さん(30)は、「タンは食感がしっかりしていてさっぱりした味わいで、カルビはジューシー、ロースは牛肉の味わい深さとうま味を兼ねそろえています。それぞれの食感、肉汁の違いを楽しんでほしい」と太鼓判を押す。
価格は、1パック5本入り200グラムで500円。
西野代表の夢は、「近江牛を世界一のブランドにすること」。同時に、廃棄部位に新しい価値をつけて、ビジネスとして循環させるとともに、食品ロスを削減するチャレンジも続け、今後はドッグフードや石けんの製造・販売の構想も練る。






