6年生が最後の思い出 地元の野辺さんが指導
◇日野
日野町立必佐小学校の六年生(五十八人)がこのほど、町内の春祭りに奉納される伝統の「ホイノボリ」作りを行った。
同校では、六年前から卒業式のステージに飾る「ホイノボリ」づくりを六年生の卒業記念として取り組んでいる。
ホイノボリは、ホイと呼ばれる細い竹ひごに花弁をつけ、枝垂れ桜に似せた花飾りで、県選択無形民俗文化財に指定されている伝統工芸品。
氏子らが厄よけを祈願して制作し、日枝、長寸など七か所の神社境内に春祭りのシンボルとして立ち並べられる。
児童たちは、同町内の野辺晃一さんの指導で、白とピンクの薄い和紙を細く折ったあと広げた十三個の花弁を等間隔に長さ一・五メートルの竹ひごに取り付けて計六十本の「ホイ」を作り、高さ二メートル三○センチの軸に二十本ずつ円形に取り付けて三基のホイノボリを作り上げた。
中島千穂さんは「花弁のコヨリや、竹ひごにテープを巻くなど、本当に難しい作業でした。きれいに仕上がりホッとしています。卒業式が楽しみです」と満足そうだった。
指導した野辺さんは「今年で六年目、伝統文化の継承にこれからも力を注ぎ、できれば後継者を育てたい」と話していた。







