10月に饗庭野でオスプレイ使用の日米共同訓練
一部既報(先月三十一日付)の通り、高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で米軍の新型輸送機オスプレイを使った日米共同訓練が十月に実施されることになり、防衛省による演習概要発表が秒読み段階に入っている。同省は先月二十七日、県と高島市を訪れて状況説明を行うとともに、県選出国会議員にも報告。国会議員の間では「六日ごろに大臣発表」との見方が強まっている。【石川政実】
大岡代議士「事故の危険性少ない」
「日米両政府は十月に饗庭野演習場で日米共同訓練を実施し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されたオスプレイを使用する」と先月二十二日、一部メディアで報道された。
防衛省担当課長は同二十七日、県の小笠原俊明・防災危機管理局長や東清信・知事公室長、同市の山口知之・市副市長とそれぞれ会って、極秘情報が事前に漏れたことを陳謝するとともに、訓練概要が決まり次第、県と市に再度、説明へ出向くことを確約したという。
また同省では二十七~二十八日にかけて、県選出国会議員を回り、報告を行った。
衆院滋賀1区(大津市・高島市)の大岡敏孝衆院議員は「防衛省から『十月に二週間ほど饗庭野演習場でオスプレイを使った日米共同訓練を行うことで米国側と合意に達し、今週末(六日)に大臣発表を行う』との説明を受けた。日米共同訓練は実践的な訓練だけに、最新鋭のオスプレイを使うのは当然だ。饗庭野は敷地が広く、内部で訓練が完結するので、騒音公害や事故の危険性はほとんどない。むしろ全国から政治運動家が高島市に集結し、大騒ぎする方がよっぽど心配だ」と本紙に答えた。
一方、高島市民でつくる「あいば野平和運動連絡会」共同代表の早藤吉男さんは「先月二十二日付の一部報道は、たびたび墜落事故を起こしているオスプレイを使った日米共同訓練を饗庭野で行うことにより、沖縄県の負担軽減を図るという政府の政治的なメッセージであり、辺野古の埋め立て許可を同県から得ようとするものだ。しかし、たとえ沖縄以外でオスプレイを使った日米共同訓練が行われても、全国に危険が分散するだけで、実際には沖縄の負担が軽減されない。共同演習は十月七日ごろから二週間、日米共同訓練が実施され、このうち二日間ほど、オスプレイが使用されると予想している。饗庭野にはコンクリートの場所がないため、オスプレイは着陸せず、上空から隊員を降ろす訓練になるだろう。正式決定すれば、断固反対していく」と話している。
なお十五日に陸上自衛隊今津駐屯地で行われる創立記念式典に合わせて、同日午後一時半から、同市立今津東コミュニティセンターで、同運動連絡会主催の「反対運動学習交流会」が開かれる。






