講演「この国はどこへ行くか」
◇東近江
東近江地域の政治、経済、文化のリーダーらが一堂に会し、現在、抱えてている地域の課題や新しい時代に向けての展望、また、滋賀や日本の将来像について学識者から学び、研鑽を積む「滋賀中部政経文化懇話会」(中村功一会長)の第五十一回研修会が十二月五日午後五時半から八日市ロイヤルホテルで開催される。
今回の講師は、武村正義氏。武村氏は東近江市出身。東大卒業後、自治省に入省。一九七一年、帰郷して八日市市長選への出馬をきっかけに政界入り。その後、滋賀県知事時代には、県内全域に出かけた対話重視の県政運営に努め、日本初のリンを含む合成粉石けんの使用禁止を掲げた「琵琶湖の富栄養化防止条例」や県主催の国際会議「国際湖沼環境会議」を成功さすなど、環境保全の重要性を先見した政治家として手腕を発揮した。
知事を三期務めたあと、国政に進出。宮澤内閣不信任による衆議院解散選挙時に「新党さきがけ」を結党し党代表に就任。選挙では支持を集めて勝利、政局のカギを握る政党に躍進させた。細川内閣時代には官房長官に就任、日本を代表する政治家として世界を駆けめぐった。
政界再編で誕生した自社さ連立政権の村山内閣では、大蔵大臣に就任。増発される赤字国債による「日本財政危機」を大臣として発し、財政改革を進め「きらりと光る国、日本」の小さな政府づくりを訴えるなど、常に先見性に長けた政治家として知られる。
政界引退後は、大学教授のほか、論客としても活躍。最近ではテレビ番組「時事放談」にレギュラー出演し、政界の動きを独自の観点から見つめ、持論を展開している。
懇談会では「この国はどこへ行くか」をテーマに、様々な政局を時代の流れとともにつみ取り、日本の難局を乗り切ってきた武村氏が、現在の政治の在り方や政局の行方、最も関心が高い東日本大震災の復旧復興への政治の役割、原発廃止に向けたエネルギー対策やTPP問題などを含め、あるべき日本の将来像を語る。
研修会への参加会費は一万円。講演後、講師や参加者同士の懇親会を開く。一般参加も可。問い合わせと参加申込みは、事務局・滋賀報知新聞社(TEL23―1111)へ。三十日締切。







