恩山面使節団招き記念式典
日野町小野に完成した「国際交流広場」で八日、姉妹都市提携を結んでいる韓国恩山面(うんざんめん)の使節団八人を招き、鬼室神社の祭礼に続いて同公園の竣工式と交流記念式典が開かれた。
来年五月十六日で姉妹都市締結から丸二十年を迎えることから、国際親善協会が小野地区(堀井太三区長)から鬼室神社に隣接する土地の提供を受け、地域住民らによる寄付で国際交流広場の整備を進めてきた。
この鬼室神社には、日本文化に大きく寄与したとされる文化人・鬼室集斯(きしつしゅうし)の墓があり、韓国恩山面の恩山別神堂に百済復興運動で戦死した集斯の父・福信将軍が祭られており、父子の縁が両都市を結びつけた。
これまでに使節団として韓国を訪れた日野町民は、中学生を含めて延べ三百十八人。また、恩山面からの訪問者は、中学生を含めて延べ百八十六人にのぼる。
同協会の野田修一会長は「この場所は国際交流の聖地。今後、県内外を問わず、韓国から訪れるみなさんにも気楽に集ってもらえるような交流シンボルにしていきたい」と語り、藤澤直広町長も草の根から広がる世界平和を願った。
広場には、赤・青・白・黒の四色を基調とした色鮮やかな塗装“タンチョン”を取り入れ、韓国風に仕上げたベンチ付き東屋(床面積九・三八平方メートル)が建設され、「集斯亭」と名付けられた。
三泊四日の日程で来町した恩山面使節団団長で恩山面長の鄭東賢氏(ジョン・ドンヒョン)は、「私はこれからも国際交流広場を思い出しながら、(両都市の)良好な友好関係と発展を願い続ける」とあいさつし、最後に「ありがとうございます」と日本語で結んだ。
交流記念式典には、在日本大韓民国民団滋賀県地方支部や日野町国際親善協会の会員、地域住民ら約百三十人も出席し、小野地区の女性陣が中心となって用意したキムチ鍋やおにぎりなどに舌鼓を打ち、食文化からも両国の理解を深めた。








