滋賀報知新聞(ニュース)平成16年3月9日(火)第13738号


「河辺の森駅」が完成

13日 テープカット

河辺いきものの森の玄関口
=環境配慮のエコステーション=

完成したエコステーション「河辺の森駅」
(湖東・八日市市)
 近江鉄道の八日市―五個荘駅の中間地点に「河辺の森駅」が完成し、十三日午前八時半から竣工式が行われる。八日市市建部下野町に新設された同駅は、近くの河辺いきものの森の最寄り駅(森まで一・一キロ)にふさわしく、環境に配慮したエコステーションとして計画された。

 整備に関しては、市民参加のワークショップで検討を加えてきた。駅へは階段だけでなく、なだらかなスロープを採用し人に優しく、構内は待合室(十平方メートル)、トイレ(三十平方メートル)、プラットホーム(幅三メートル、長さ四十メートル)、改札口など最小限にとどめ、周囲の景観にマッチした建物にした。総事業費約四千万円。

 リサイクル材の使用やソーラーシステムの採用など、すべてに環境配慮が行き渡り、今後整備される駅前広場についても、利用客の憩いの場となるよう市民参加による手づくりで行われる。

完成記念切符近江鉄道が発売


 これに伴い近江鉄道は、新駅開業記念切符「乗車券・入場券セット」を十三日の開通に合わせ発売する。

 駅舎の写真を採用した台紙(縦八センチ、横十九・五センチ)と、入場券と乗車券(尼子―朝日大塚)の二枚セットで五百四十円。近江鉄道の各旅行センターや観光案内所で発売するほか、申し込めば送料八十円で郵送してくれる。詳しくは同鉄道運輸課(TEL0749―22―3303)へ。


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20余年ぶりの「総舞い」

愛東町鯰江でたっぷり2時間

幸せを願い、笑いと緊張
=伝統文化にふれる住民交流=

鯰江地区で20余年ぷりに公演された「総舞い」
(湖東・愛東町)
 愛東町鯰江で六日、伊勢大神楽の「総舞い」が二十数年ぶりに行われ、幼児からお年寄りまで五十人余りが、日本古来の伝統芸と獅子舞を楽しんだ。

 自治会内の有志が、昔、正月の楽しみにされていた「総舞い」のおもしろさを一緒に楽しみ、日本の古典文化を子どもたちに知ってもらうとともに住民同士がふれあう交流の場にしょうと計画。

 近畿を中心に活動している宗教法人・神道伊勢大神楽教(渋谷章教主・大阪府高槻市)に依頼し、集落中央に出来た広場にむしろを敷いた昔ながらの設営舞台を準備した。

 伊勢大神楽は、国の重要無形民俗文化財に指定され、各地を旅回りする形でおよそ六百年に及ぶ伝統芸能の技と歴史が今に伝えられている。

 午後三時から同地区で行われた総舞いでは、邪気を払い幸せを呼び込む獅子舞とチャリ師と言われる道化師と曲芸師が漫才のように掛け合いながら社中が入れ替わり曲芸を披露する放下芸(今で言う大道芸)が交互に披露され、有志グループが振る舞った甘酒を味わいながら二時間余りたっぷり、笑いと緊張を伝統芸を楽しんだ。

 見物に来た四十代の男性は「子どもの頃、毎年、正月に楽しみにしていた。懐かしくおもしろかった」と話していた。

 近年、こうした日本古来の伝統文化が見直されており、海外公演にも出かけている渋谷教主は「最近は、よくお呼びを頂きます」と、地域で伝統文化の良さを再発見される取り組みに歓迎していた。


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ETC助成や英語講師派遣なども

15%増の総額60億650万円

=秦荘町新年度予算案=

(湖東・秦荘町)
 秦荘町はこのほど、一般会計三十七億四千五百万円、特別会計二十二億六千百五十万円の、総額六十億六百五十万円(対前年度比十五・四%増)の平成十六年度予算案を発表した。十一日開会の三月定例町議会に提案する。

 主な事業は、愛知川町との合併に向けた電算総合経費二億四千万円、戸籍電算化事業三千三百九十一万円、隣保館・総合センター改修事業八千五百七十九万円、総合福祉センター運営事業九千六百九十六万円、第一巻と図録版が発行される町史編さん事業二千八百四十四万円、継続事業の「郷土の偉人館(西澤眞蔵記念館)」整備事業三千二百七十万円、目加田城跡整備事業二千九百四十四万円、小学校の情報教育用端末整備千五十万円、広域避難場所看板設置七百万円、幼稚園・小学校への英語講師派遣五百六十七万円(一人)、子育て支援のための延長保育推進事業四百八十七万円、教育施設のフェンス改修や幼稚園に緊急通報システムと防犯駐在員を設置する防犯対策事業三百五十万円、高速道路でのノンストップ料金収受(ETC)システム普及促進を図るための車載器購入助成(一人一台につき三万円を限度に半額)百五十万円など。

 歳入は、地方交付税が十二億八百万円(対前年度比〇・二%)減少、町税が七億五千九百三十一万円(同二・五%)増加を見込んだ。財源の不足分は、財政調整基金やふるさと創生基金など各種基金から四億二千五百六十万円(同三百二十九・九%増)、減税補填債の借り換え、臨時財政対策債、合併対策事業費、地方特定道路事業債などの町債で五億千万円を補填する。


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連歌師 宗祇さん

ふるさと能登川に石像建立

=林中央公園で除幕式=

町民らの寄付によって建立された宗祇法師騎馬像
(湖東・能登川町)
 日本三大漂泊歌人と讃えられる室町時代の連歌師・宗祇法師(一四二一〜一五〇二)の生誕地、能登川町で五日、町民らの寄付で建てられた「宗祇法師騎馬像」の除幕式が行われた。

 石像は、米国ボストン美術館所蔵の掛け軸「宗祇騎馬像」(狩野元信筆)をもとに造った高さ約二・七メートルの騎馬像で、林中央公園入り口に設置。この日は、生誕地を能登川町と突き止めた故・金子金治郎広島大名誉教授の御影を立てかけ、日本初の宗祇像建立を報告した。

 式には、杉田久太郎町長、大谷元太郎県議ら来賓と宗祇法師顕彰会の会員約八十人が参加し、宗祇像と故・金子氏に白菊を献花。杉田町長は「眺めていると、宗祇さんの姿が目に浮かぶようだ。町の文化発展を願っている」と述べ、自作の歌「よみがえる 宗祇の生れし能登川は 水車のめぐるやわらぎの郷」を贈った。

 宗祇法師は、和歌の西行法師、俳句の松尾芭蕉とともに日本三大漂泊歌人に称される連歌師で、争乱が続く時代において、人・自然・平和を愛する文学を全国行脚。歌の楽しさと心のふれあいを広め歩き、一五〇二年、門人らに見送られながら曹洞宗桃園山定輪寺(静岡県裾野市)に葬られた。八十一歳。

 生誕地は、近年まで近江説(滋賀県能登川町)と紀伊説(和歌山県吉備町)があったが、出生に関する唯一の記述「身産江東地」が見つかったことで、平成七年に金子教授が「生家は佐々木六角家の重臣伊庭家」と発表。七十年の研究成果が実り、故郷の能登川町には宗祇法師顕彰会が誕生し、その後の調査で伊庭家の系譜などが見つかった。

 その会員も三百人を越えるまでになり、毎月の連句募集などで「連句の里」づくりを展開。石像は、会員や住民らの寄付金で建立したもので、呼びかけ人の宗祇法師讃迎会・福嶋崇雄会長は「多くの賛同を得て除幕の運びとなり、故・金子氏の婦人も喜びの声を届けて下さった。子どもから大人までもが楽しむ連歌の里づくりをしたい」と、続く祝宴で挨拶した。

 会場では、大谷県議らから「心と歌を広めた宗祇さん。能登川が生んだ大文化人として誇りに思う」「小・中学生も親しみ、広報を賑わしている。次代に伝えることは大事なこと、みなさんに感謝している」と賛辞が贈られ、歌を通して郷土の発展につなげたいとした。


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犯人寄せつけない環境づくり

パトカーそっくりの車でパトロール

=竜王町美松台地区が自主防犯活動=

白黒に塗装された車で住民パトロールを展開!!
(湖東・竜王町)
 地域の安全確保のため自主防犯活動に取り組んでいる竜王町の美松台安全連絡会(大内善則会長)が、警察のパトカー色に塗装した軽自動車「地域安全パトロール車」を導入し、美松台団地を中心に西小学校区内のパトロールに乗り出す。近江八幡警察署によると、自治会単位で車を購入し、自主防犯を行うのは県内初という。

 美松台地区は、地域安全指導員や補導員らを中心に、ボランティアも加わり、昨年六月に同会を設立した。メンバー二十二人が、揃いの黄色のジャンパーを着て、週三〜四日午後と夜八〜九時の時間帯に徒歩によるパトロールを実施している。子どもたちが犯罪に巻き込まれるような見えない個所の有無や清掃活動、地域内の危険個所の点検など、ボランティアらが互いの情報の共有化と活動の一本化を図りながら推進している。

 六日には、念願だったパトロール車のお披露目会を同地区内で開催した。県の「『なくそう犯罪』滋賀安全なまちづくり条例の補助制度の活用と自治会の自己負担で購入した「地域安全パトロール車」は、近江八幡署の許可を得て、白黒のパトカー色に塗装。遠目から見ると、本物と見間違うほどそっくりな仕上がりに。

 大内会長(54)は、「車でのパトロールを実施することで、遠くから見て(不審者が)入ってくるのをやめるような抑止力になればと考えている。パトロール車と徒歩を組み合わせ、危険個所の指摘、改善、提案を行い、より効率的・効果的な活動をしたい。車にはスピーカーも取り付けられているので、防災活動時の情報発信など多方面で活用し、安全で住み良い美松台団地を築いていきたい」と抱負を語り、ボランティアが主であることから子を持つ親の協力を呼びかけた。

 同団地内は、道路が広く国道にも近いため、車を逃走手段とする犯人の標的になりやすく、忍び込みが連続発生している。五日には、車上狙いを目的に団地内を物色していた少年二人が、不審に思った住民の通報で着手前に発見されるなど、犯罪が絶えない。近江八幡署の生活安全課・永井守課長は、「管内を見ても犯罪件数自体は減ってきているが、内容に問題があり、変質者も出てきている。自治会で自主的に防犯活動をしていただくのは、限られた人数の警察にとってもありがたい。美松台を中心に西小校区内を回っていただくが、不審者を見つけた時には、自分たちで対処しようとせず、遠慮なくすぐに警察に通報し、車ならばナンバーを控え残しておいてほしい」と協力体制の徹底を求めた。

 同会メンバーらは、子どもの安全確保と地域内での犯罪抑止など自主防犯活動の一環として、これから一日一回、車を使ったパトロールを展開し、犯人を寄せ付けない環境づくりにさらに力を入れる。(櫻井順子) 

 


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