【寄稿】東近江市長 小椋 正清

■平成30年7月14日(土) 第18167号

=自治刻刻 足もとにある宝もの=

    小椋氏

 6月の総合教育会議では、五個荘地区に所在する重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)の視察を行い、近江商人博物館で意見交換を実施しました。これまでも教育委員の方にはできるだけ現場を知っていただこうと、この会議を学校やスポーツ施設をはじめホール、給食センターなどの現場において実施しています。藤井彦四郎邸、中江準五郎邸、外村宇兵衛邸等をつぶさに視察してその素晴らしさと存在の重さを改めて認識し、私たちの世代がこの貴重な歴史文化遺産をしっかり資源として保存したうえ、次世代へ伝えていかなければならないとの思いを強くしました。
 東近江市では、市内に所在する文化財の類をただ保存するだけではなく、市の発展のために積極的に活用すべきであると考え、平成26年4月に組織名称を文化財課から歴史文化振興課と改称し、観光政策とのリンクを図るべく各施策を推進中です。今月初旬には、五個荘塚本町に所在する東近江市観光協会を市役所内へ移転し、行政との緊密な連携を図り観光施策を強力に推進することとしました。
 この伝建地区は選定されてから今年で節目の20年を迎えますが、伝建地区だけではなく東近江市にはそれぞれの地域に、全国に誇るべき歴史文化資産が宝石のように散らばっています。また、鈴鹿の山々から琵琶湖につながる多様性の高い自然も本当に魅力のある観光資源です。この多様性を活用して実施したのが6月2、3日に開催したシートゥーサミットで、2回目となった今回も多くの参加者と市民の協力により成功を収めることができました。
 今回の教育委員との視察でその価値を再認識したように、市民の皆さんが足もとに散らばっている宝石の価値に気づき、一人ひとりが宣伝していただけると実にありがたいことだと考えます。こうした認識と実践の積み重ねが東近江市のさらなる発展と人口減少社会という大きな壁を乗り越えるための方策の一つであると思います。




関連記事

powered by weblio




同日のニュース