災害時に備える 役割と連携確認

■平成30年6月13日(水) 第18140号

=総合医療センターで医療訓練=

患者のトリアージに取り組む医療スタッフ

 【近江八幡】近江八幡市立総合医療センターで10日、大規模地震を想定した災害医療訓練が行われた。
 開院(平成18年10月)以来、病院職員を対象に毎年実施されている訓練で、今回は医師、看護師、事務職員と被災した傷病者役に東近江医療圏域の6病院の医療関係者、県内の看護学生ら合わせて約200人が参加した。
 訓練は、午前5時ごろ鈴鹿西縁断層帯を震源とするマグニチュード7・8、最大震度6の大地震が発生し家屋の倒壊や火災の発生、ライフラインの破壊により、同圏域内で約2千人の死傷者が出ているという想定で行われた。
 午前8時、訓練会場に充てられた同センター1階玄関ホールに災害本部が設置され、通常の診療業務等の病院機能を維持し、被災患者の適正な受け入れをどのように進めるかの検討を加えながら、医療関係者の手配と派遣する訓練に取り組んだ。
 待機エリアから次々訪れる傷病者の受け入れと、ひとり一人のけがの程度や症状を短時間で診察して重症、中等症、軽症を判断し、それぞれの症状に応じた診療場所に搬送するトリアージ、搬送された診療エリアでは患者の負傷程度や症状の程度に応じて適切な治療が受けられる体制の準備と手順を確認した。
 医療スタッフらは、マニュアルに従い、傷病者への問診や診察により、救命不能や死亡、緊急治療、非緊急治療など求められる対応を把握し、患者の優先順位を色で振り分けて医療現場に搬送する訓練や関係機関との連携に取り組んだ。
 訓練で行われている手順や診療判断、情報収集がマニュアル通り行われているかの検証作業も同時に行われ、実践に近い訓練で万一の災害に万全を期す医療体制をめざした。


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