大戸川治水に関する

■平成30年6月7日(木) 第18135号

=県の勉強会がスタート=

 【県】 本体建設が“凍結”された状態の大戸川ダム(大津市)に関して、県が独自にダムの効果や影響について検証するため、学識者から意見や助言を受ける「今後の大戸川治水に関する勉強会」の1回目がこのほど、県危機管理センター(同市京町)で実施された。
 公開で行われた会場には、県議員や市町議員をはじめ、地域住民ら70人以上が傍聴に訪れた。
 学識者委員は、角哲也・京都大学防災研究所教授、多々納裕一・同研究所教授、寶馨・同大大学院総合生存学館教授の3人、顧問を中川博次・同大名誉教授が務め、三日月大造知事と事務局の県土木交通部流域政策局の職員らも同席した。
 開会にあたり、三日月知事は「国がダム本体工事について実施時期を検討するとしてから10年近く経ち、いろいろと状況の変化もあった」と述べ、「勉強会で受けた助言などから検証を行い、県の治水政策の一助として活用していく」と語った。
 今回の勉強会では、事務局から大戸川ダムをめぐるこれまでの経緯と検証事項として「大戸川流域に与える治水効果」と「瀬田川洗堰操作に与える影響」が報告された。学識者委員からは「下流の天ケ瀬ダムとも連動した淀川水系全体を見渡す考察が必要」「雨の降る場所や量の違いでダムに求める治水効果が変わる」といった意見が出された。
 県では、今回の勉強会を踏まえて本格的な検証を開始し、今年度中に一定の結果を得た段階で2回目の勉強会を開催するとしている。


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