創立50周年記念講演 八日市郷土文化研究会

■平成30年5月18日(金) 第18118号

=井上京産大名誉教授「古代近江の国際的環境」23日、アピアホール=

額田王の「あかねさす〜」で始まる相聞歌が蒲生野で誕生したことを顕彰する船岡山(東近江市野口町・糠塚町)の万葉歌碑

 【東近江】 八日市郷土文化研究会の創立50周年記念講演が23日午後2時から同3時半まで、元八日市市史編集委員で京都産業大学名誉教授の井上満郎氏(日本古代史)を講師に招き、ショッピングプラザアピア4階アピアホール(東近江市八日市浜野町)で開催される。東近江市、同市教委、滋賀報知新聞社などの後援。
 講演では、万葉のロマンスを詠んだ相聞歌「あかねさす紫野行き標野(しめの)行き〜」(額田王)が蒲生野で誕生して1350年、この歌を顕彰する万葉歌碑が船岡山(同市野口町・糠塚町)に建立されて50年の節目になることから、相聞歌が詠まれた古代近江の国際的環境を、東アジア世界の視点から考える。


額田王(右端)と大海人皇子(後の天武天皇)(左端)のロマンスを表現した陶板(万葉の森船岡山)

 井上氏は「近江は、単なる湖の国ではない。ウミを通じて東アジア世界に深くつながっていた。日本海を廻廊として、たくさんの人と文化が近江にやって来た。そんな国際的な歴史の実相をさぐってみたい」としている。
 井上氏は1940年生まれ。京都大学文学部史学科を64年卒業。奈良大学、京都産業大学で教鞭をとった後、2001年に日本文化研究所長、04年に京都市歴史資料館館長。11年文科大臣表彰。
 なお、八日市郷土文化研究会の発足は1968年、蒲生野顕彰会を前身に発足。同年11月に機関誌「蒲生野」を創刊したのを皮切りに、真摯な研究姿勢で郷土史に新たな光を当て続けている。
 講演会の入場は無料。問い合わせは会長の藤本長蔵さん(TEL090―6242―9053)へ。


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