スパッと「まっとうな政治」訴える

■平成30年5月17日(木) 第18117号

=立憲民主県連準備会の山田事務局長に聞く=

「ボトムアップで政治の形を変える」と話す山田事務局長

 【全県】 立憲民主党の滋賀県連設立を目指す準備会(笠原吉孝代表)は20日、枝野幸男党代表による講演会を近江八幡市内で開き、来年の参院選、統一地方選に向けた動きを加速させる。そこで本紙は、衆院比例区で獲得した県内11万票の受け皿づくりを今後どう展開するのか、元県議で事務局長の山田実さん(67)に聞いた。文中敬称略。(高山周治)


設立6月末〜7月、議員数人が合流打診
参院選は一本化、地方選は独自候補も


 ――県組織立ち上げの経緯と今後の展望は。
 山田
 昨年の衆院選は、自民が県内4議席全てを独占し、希望は全敗した。一方の立憲は比例区で自民に次ぐ支持があったのに、公認候補を擁立できなかった。
 このような状況から、非自民の受け皿となる県組織の必要性を強く感じた。第一段階として、党公約の一つである原発ゼロ法案について市民と議論するタウンミーティングを今年2月に実施した。
 今後の展望としては、6月末〜7月に県連を設立する。知事選と県議補選の動きはないが、来年の参院選、統一地方選を視野に組織固めをしっかりする。
 政策はまず原発ゼロ。党運営は、地方組織が国会議員の下請けになるのではなく、対等関係のパートナーズ制度を設けて、ボトムアップで政治の形を変える。
 
――議員を今後どう増やすのか。
 山田
 これまでは組織整備を優先し、積極的な働きかけはしてこなかった。合流希望の現職議員は現在数人いるので、5月中旬から積極的に接触を図る。

 ――非自民の支持が分散し、選挙戦で野党共倒れになる。
 山田
 参院選の滋賀選挙区は1人区なので、1強の自民に勝つには、野党の候補一本化が必要だ。調整のイニシアチブをとるのは、立憲民主なのか、それとも国民民主か、形ができていないので、かなり混沌とするだろう。
 ただし、統一地方選は別だ。候補者の擁立は、女性や若者、様々な職種の人をどれだけ発掘できるかにかかっている。

 ――新党ブームでしぼむ懸念も。
 山田
 そういう声はある。しかし、総選挙で獲得した11万票は、組織や動員で集票したのでなく、有権者の自発的な意志によるものなので、一つの力になる可能性は十分ある。

 ――他党との違いを際立たせるため、エネルギー政策や安保、憲法で訴えを先鋭化させると、支持の広がりに限界が出るのでは。
 山田
 民主党政権は鳩山首相の当時、沖縄米軍基地問題で失速した。多様な人脈や情報網を分厚くし、リスク回避を用意する「泥臭さ」が必要だ。これと併せて、草の根からの民主主義を実現するには、やはり有権者にとって分かりやすい、「まっとうな政治」をスパッと訴え続けることも大事だ。


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