日々のきらめき 老いてからの絵筆

■平成30年5月8日(火) 第18109号

=「生きざまの証」3人展 ボーダレス・アートミュージアム=

ボーダレス・アートミュージアムNO−MAで開かれている企画展

 【近江八幡】ボーダレス・アートミュージアムNO―MA(近江八幡市永原町上)で企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」が開かれている。7月29日まで。
 大正初期に生まれ50歳を超えてから画筆をとった3人の女性が描いた作品を展示している。作者は塔本シスコさん(熊本県)、仲澄子さん(滋賀県)、ひじ方ゑいさん(愛知県)で、いずれも故人。
 高齢になってなお旺盛に、少女のような天真爛漫(てんしんらんまん)さで創作活動に取り組んだ3人の合同展で、昨年12月から展示の構想を練り3人の家族などの協力を得て実現した。
 1階に塔本さんの作品54点が展示され、100号のキャンバスに描かれた代表作「絵を描く私」や、ビンの外側、ダンボールやチラシの裏面に描かれた油彩画などがあり、塔本さんの溢れる創作意欲が伝わってくる。
 2階には仲さんの作品62点を集め、自身の少女時代や戦時中を追想して描いた絵日記、初作品の「糊の跡」などが展示されている。
 ひじ方さんの作品24点は、中庭にある蔵を改造した展示スペースに並べられ、遠近法にとらわれずに感じたまま描かれた作品や、イラストレーターの孫との世代を超えた家族間コラボ作品を見ることができる。
 同館は「3人の作品を通して毎日のかけがえのなさを感じてほしい」と話している。
 開館時間は午前11時〜午後5時。月曜日休館(祝日の場合は翌日休館)。入館料は一般300円、高大生250円。中学生以下、障がいのある人と付き添い1人無料。
 企画展に関連して酒游館(仲屋町中)で6月30日午後1時半から東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんの講演会「絵を描くこと、この世界を愛すること」を開く。また、同ミュージアムで学芸員を講師にワークショップや研究会を開催する。さらに7月28日には旧伴家住宅(新町)で作者の家族を招いたトークショーを行う。参加は要予約。
 問い合わせはボーダレス・アートミュージアムNO―MA(TEL0748―36―5018)へ。


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