「びわ湖クラシック音楽祭」開幕

■平成30年4月25日(水) 第18098号

=5月4日、5日は大阪フィルなど多彩な出演者=

沼尻竜典さん(C)RYOICHI ARATANI

 【全県】 県と公益財団法人びわ湖芸術文化財団は5月20日まで、県立文化芸術劇場びわ湖ホール(大津市打出浜)を拠点に、新イベント「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」を県内各地で開催している。メインとなる5月4日、5日には同ホール芸術監督の沼尻竜典さん指揮による京都市交響楽団の公演など、同ホール一帯で多彩な催しが繰り広げられる。


京都市交響楽団(C)飯嶋隆

 同ホールが今年で開館20年となるのを機に、10年から昨年まで開催してきた「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」を終了。これまで培ってきたノウハウやネットワークを生かし、子どもからお年寄りまでが手軽な価格で音楽を楽しめる新たな催しとして「びわ湖クラシック音楽祭」を始めた。沼尻さんが“ここでしか出会えない音楽の祭典!”としてプロデュースする。
 音楽祭の名称は松尾芭蕉の俳句「ゆく春を 近江の人と 惜しみける」から連想してつけられた。今年のテーマはグノー作曲の歌劇「ロメオとジュリエット」からアリア「私は夢に生きたい」を採用。プロの演奏から高校生らによるライブまで、アーティストと来場者、地域が一体となって盛り上がる。
 メインとなる4日、5日は、大ホールで京都市交響楽団や大阪フィルハーモニー管弦楽団の演奏やメインロビーでの無料コンサート、大型客船ビアンカ上で行う湖上コンサートなどが行われる。


びわ湖ホール声楽アンサンブル

 4日は、小ホールでハーモニカ奏者の和谷康扶さんによる「ジャグラン『ルーマニア・ファンタジー』」演奏のほかに、中ホールでクラリネット奏者のマイケル・コリンズさんらによる公演などがある。
 5日は小ホールでテノール歌手の与儀巧さんらの公演をはじめ、中ホールで県選択無形民俗文化財の冨田人形による人形浄瑠璃「日高川入相花王」の上演、びわ湖ホール四大テノールによるカンツォーネ・メドレーなどを行う。
 また、県内各地で連動して行う関連コンサートもある。今月中旬からすでに始まっており、今後の予定として28日にガリバーホール(高島市勝野)で「森のオペラ劇場『魔笛の世界』」、30日にひこね市文化プラザ(彦根市野瀬町)で「びわ湖ホール声楽アンサンブル彦根公演」、5月12日、13日に守山市民ホール(守山市三宅町)で「7thルシオール アートキッズフェスティバル」などを行う。


びわ湖ホール四大テノール

 4日、5日は同ホール周辺でも関連イベントが行われる。ピアザ淡海では「あつまれ!キッズ・ワークショップ2018」と題し、時間ごとに名画でコラージュ作りや缶バッジ作りなど、子どもが楽しみながら芸術に触れられるイベント9種を催すほか、なぎさ公園おまつり広場では県内高校軽音楽部によるストリートライブなどを実施。駅前の商店街にある平井酒造(大津市中央)では県産米みずかがみを使った日本酒に限定ラベルを使用した商品も販売する。
 同ホール広報担当者は「『近江の春』を音楽とともに楽しんで」と呼びかけている。
 各公演は無料〜2000円までのチケット代が必要で、すでに完売しているイベントもある。イベントの詳細は同ホールなどで配布しているパンフレットやホームページ(https://bc2018.biwako-hall.or.jp/)参照を。問い合わせは同ホールチケットセンター(TEL077・523・7136)へ。


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