近江八幡図書館で企画展「消えた雛壇の主たち」

■平成30年4月20日(金) 第18094号

=あす21日に講演会=

展示されているミニチュアの「かまど」

 【近江八幡】 近江八幡図書館で企画展「消えた雛壇(ひなだん)の主たち」が開かれている。22日まで。
 旧暦の桃の節句(今年は4月18日)に合わせ、普段あまり注目されない雛壇の「道具」にスポットをあて、大正後期から昭和前期につくられた化粧、裁縫、炊飯道具などの精巧なミニチュア数百点を展示している。元近江八幡市立資料館長の河内美代子さんが同図書館に呼びかけ、八幡教育会館や市内の立木表具店の協力で実現した。
 かつて近江八幡の商家では、お雛様とともに子どもが遊びに使う「飯事(ままごと)道具」を飾る習慣があった。遊びに使っていたため、多くは傷んだり壊れたりして失われてしまったが、子どもたちは「ままごと遊び」を通して道具の名前や使い方、炊事や裁縫のやり方など、あらゆることを学んでいたという。
 今回展示されているミニチュアのかまどには、炭を入れて使われた跡がはっきりと残っており、遊び道具とはいえ本物同様の機能が備わっていたことがわかる。
 展示品には八幡商人が行商の主力商品とした蚊帳(かや)や畳表もあり、大正から昭和にかけての近江八幡の暮らしをリアルに感じることができる。
 あす21日午後2時からは河内さんによる講演会が開かれ、雛飾りに込められた親心や女子教育の智恵について解説する。入場無料。問い合わせは同館(TEL0748―32―4090)へ。


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