河川改修工事で浸水

■平成30年4月19日(木) 第18093号

=草津・車10台が水損被害=

 【草津】 県土木交通部流域政策局はこのほど、11日夜半の降雨の影響により草津市内で県が主導する河川改修工事現場から土砂が流出し、市街地へ物的被害があったことを報告した。
 越水があったのは草津市野路の一級河川・北川の一部。同河川は河床が周辺の平地より高くなった天井川で、大雨などで水量が増加すると市街地への水害が懸念されていたため、今月から川幅を広げ、河床を掘り下げる改修工事が始まったばかりだった。
 越水場所は、車両が横断するための工事用道路として河道に土を盛って水をせき止めており、その下に高密度ポリエチレン製のパイプ(直径600ミリメートル、長さ約5メートル)3本を通して仮の流路として確保していた。
 同日、草津市では午後6時〜翌午前1時にかけて累計46ミリの雨が断続的に降った。県は「詳しい発生時間は不明」としながら、翌日未明に改修工事現場でパイプを設置した場所から水があふれ、土砂が流出。南側の市街地に浸水被害をもたらしたとしている。
 河川外へ流出した土砂の総量は60立方メートルほどと見られる。翌日午前7時頃、工事を担当する南部土木事務所の職員から県へ「浸水被害があった」と報告があったことで、事態を把握した。
 県によると、人的被害はないが、近隣マンション3棟の地下駐車場で最大1・5メートルの深さまで浸水し、少なくとも駐車中の車10台が水に浸かったほか、車を移動させる昇降機が動かなくなるなどの物的被害と周辺の市道とテナントビル入り口などに土砂が堆積したことを確認しているという。
 越水の原因について詳細は調査中であるが、県では「改修工事が浸水被害の一因となった」と判断し、原因を調べるため工事用道路を撤去し、市道の清掃を行った。現在、同河川は通常の流量に戻り、再越水の心配はないという。県の担当者は「地域住民に心配をかけてしまったことを謝罪するとともに、原因を早急に解明し、被害のあった人への対応を行っていきたい」と語った。


水があふれる前の工事現場
土砂が流れた市街地

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