近江八幡市長選 小西氏が当選

■平成30年4月16日(月) 

=市庁舎建設、見直しに支持 現職に1万票の大差=

支持者に囲まれて当選を喜ぶ小西氏(写真中央)

 【近江八幡】任期満了に伴う近江八幡市長選挙の投票が15日行われ、即日開票の結果、新人の小西理氏(59)が、現職で三選に挑んだ冨士谷英正氏(71)を破り、初当選した。
 今回の市長選では、建設中の新市庁舎の建設費や教育福祉政策などが争点となり、現市政の推進か改革かが問われた。
 新庁舎については昨年6月、小西氏が代表を務める「市民が考える庁舎の会」や「住みよい近江八幡市をつくる会」が中心になって実施した新庁舎建設の見直しを求める「住民投票条例の制定」の署名運動で8千筆余りを集めたが、臨時議会で否決されたことを受けて市は、建設計画を進め今年2月に着工した。
 こうした動きに対し有権者の不満が蓄積されていたことや子育て支援の充実を求める若い世代の票などが小西氏に集まったとみられる。


敗戦の弁を語る冨士谷氏

 一方、冨士谷氏は、国政からの大物政治家の応援や市議会議員18人の支援、後援会が結束した堅実な戦いを展開したが、支持は広がらず勝利を呼び込むことはできなかった。
 選挙期間中、市役所、安土町総合支所、イオン近江八幡店ショッピングセンターの3か所に開設された期日前投票所には約1万2千人の有権者が訪れたが、最終投票率は49・97%で、過去最低となった前回の43・66%を6・31ポイント上回った。
 午後8時過ぎ、当選の知らせが入った小西氏の選挙事務所には、集まった支援者から拍手が起こり、歓喜に沸いた。
 小西氏は「多くの推せんを得ていた現職に対し厳しい選挙だった。子育てや高齢者福祉の充実など、なんとかしなければならないという市民の声が強かったことで支持を広げたと思う。これからは市政の方向を大幅に変えていくことになる」と抱負を語った。
 冨士谷氏は「すべて私の不徳のいたすところ、大変申し訳ございません。一生懸命やってきたが、残念な結果になった。八幡のために新しい市長を支えてほしい」と支持者らに頭を下げた。敗因については「約束したことは100%やったつもりだが、時代の流れかもしれない」と振り返り、「新市長には空白の4年間にならぬよう頑張ってもらいたい」と述べた。


近江八幡市長選挙開票結果
当 小西  理 21,047票
  冨士谷英正 11,647票


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