地域事情絡み自民公認争い 県議東近江市日野町愛荘町選挙区補選

■平成30年3月22日(木) 第18069号

=民進 自民の知事乗っ取りの影響懸念 共産 大津選挙区に続き候補決定急ぐ=

 【東近江】 今夏の知事選は、2期目をめざして立候補を表明している三日月大造知事に、民進と自民が事実上の相乗りとなっているが、同日投票となる県議会議員東近江市日野町愛荘町選挙区の補欠選挙(6月15日告示・24日投開票)では、欠員1に対して自民の東近江市議の周防清二氏(59)と元愛荘町議の本田秀樹氏(51)が党内で激しい公認争いを繰り広げる一方、民進の元東近江市議、坂口明徳氏(40)は保守分裂を横目に同選挙区内の党議席回復を目指して立候補の準備を進めるほか、共産も人選を急ぐなど風雲急を告げている。(高山周治)

 県議補選に向けた公認申請は、本田氏は5日、所属する自民第2選挙区支部(彦根市、長浜市、犬上郡、愛荘町、東近江市の湖東・愛東地区)から、周防氏は12日、同第4選挙区支部(東近江市、近江八幡市、湖南市、甲賀市、竜王町、日野町)を通じて自民県連へ提出した。
 自民県連によると、今回のように同一選挙区で複数の公認申請があった場合の対応は、(1)1人のみ公認する、(2)両方に推薦を出す、(3)いずれにも公認を出さず、当選した候補に追加公認を出す―3パターンがある。
 公認の決定は、県連役員会で決定されるが、県選出国会議員は混乱している国会対応のため地元に戻れず、開催のめどは立っていない。
 このような中で元愛荘町議の本田氏は、「旧愛知郡は県とのパイプがなく、火が消えている状態」と、地元県議ゼロの危機感を辻立ちで昨年2月から訴える。
 旧愛知郡(愛荘町、東近江市の旧湖東、愛東町)は、県議選では東近江市・日野町と同じ選挙区だが、衆院選になると、滋賀4区の両市町とは別の2区となる複雑な区割りに置かれている。
 一方の周防氏を推す自民東近江市連協は、旧八日市市を地盤とする小寺裕雄氏が県議から衆議院議員(滋賀4区)へ転身したため、旧八日市出身の周防氏を後継として擁立。
 選挙戦に向けては、同連協の市議を中心に大票田の同市の保守票を固め、「ぶっちぎりで勝つ」(陣営関係者)と意気が上がる。
 これに対して、反転攻勢を狙う民進の坂口氏は、「民進党議員らの政治団体チームしがを母体に誕生した三日月知事が、今夏の知事選では自民に取り込まれ民進と自民が相乗りする形になってしまい、片や県議補選では対立する有権者に分かりにくい選挙」と懸念する。
 この上、民進から分裂した立憲民主の地域組織立ち上げの動きも注視する。
 一方、共産は10日の県党会議で、県議補選について、現有3議席から代表質問ができる5議席を目指して、大津市選挙区に続いて「東近江・愛荘・日野選挙区も早急に候補を決定する」と決議した。


自民・周防氏
自民・本田氏
民進・坂口氏

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