課題や問題を話し合い 子ども食堂交流会

■平成30年3月8日(木) 第18057号

=近江八幡市の7団体が参加=

グループトークで課題や問題を話し合う参加者ら

 【近江八幡】近江八幡市の「子ども食堂交流会」が3日、市総合福祉センターひまわり館で開かれ、市内で食堂を開設している7団体の代表ら約30人が参加した。
 冒頭、市子ども支援課の北岸明美室長が「子ども家庭相談室」の相談内容や実績を報告した。平成28年度には389件の相談が寄せられ、児童虐待では174人の見守りが必要で虐待の疑いが高いものや虐待防止のために支援が必要な子どもが50人あり、市内でも児童虐待の問題は深刻であることや身体的虐待の割合が増加し、実母による虐待行為は全体の約7割を占めている実態を紹介した。
 このあと、安土町常楽寺で活動している「かんちゃんの小さな家」の佐子完十郎代表が、活動の内容と現状、子どもたちのようす、外国の子どもたちを交えた多文化共生と地域交流など特徴ある取り組みを紹介した。
 このあと、4つのグループに分かれて話し合いを行い、それぞれの子ども食堂が抱えている問題や課題を出し合った。
 話し合いでは「食事の提供だけで終わってしまっていることでいいのか」、「どのようにすれば本当に支援が必要な子が来られるのか」、「毎回200人もの子どもが来るので人数的に無理がある」、「スタッフが高齢化し人手が不足している」、「孤立している子もおり、どのように声かけをしたらいいのか悩む」、「子どもは好き嫌いが多く、食べ残しがないよう調理を工夫している」などの話が出された。
 このあと、びわこ学院大学こども学科准教授・高木和久氏の「地域で取り組む子ども食堂の役割とこれから」の講演が行われた。高木准教授は、講演の中で、子ども食堂を何のために続けているのかをみんなで確認することの重要性を示し、子ども食堂だけでは、子どもの生活環境の改善は難しく「教育と福祉の一体化」の必要性を強調した。また、地域と子ども食堂の連携により、子どもがすべきこと、大人が過剰に助けない、大人の都合でなく、子どもの視点に立って運営することの大切さを説いた。


関連記事

powered by weblio




同日のニュース