【寄稿】滋賀県議会議員 井阪 尚司

■平成30年3月7日(水) 第18056号

=県政NOW 平和と友好の使者「ティナ」の願い=

    井阪氏

 91年前、シドニー・ギューリック博士(宣教師、同志社大学教授)の呼びかけで、平和と友好の使節としてアメリカから日本の学校・園に贈られた青い目の人形は、1万2739体に及びます。ひな祭りの3月に届けられ、各学校・園では盛大に歓迎会が催されました。県内に現存する人形は4体ですが、その一つが日野小学校にある「マリオンベイビー」で、平和の使者として学校の玄関で子どもたちや訪問者を見守ってきました。
 そして、平成30年3月、お孫さんのデニー・ギューリック博士(メリーランド州立大学教授)が、再び日野小学校に平成の青い目の人形「ティナ」を贈ってくださいました。尽力いただいたNPO法人甲賀文化輝きの理事長さんと共に「ティナ」を拝見しましたが、目がパッチリとしたふくよかな現代人の容姿で、普段着の上着とズボンも手作りのバッグに入っておりました。世界では今なお戦争や紛争が絶えず、戦争のない平和な国際社会の実現が求められる中、日本の役割は日増しに高まっています。「ティナ」は「マリオンベイビー」の横で、マリオンと一緒に平和と友好がずっと続くことを呼びかけていきます。
 私は、これを機会に皆さんと一緒に進めたいことがあります。@現存する青い目の人形は歴史資料として価値が高いものですので、人形を公的に保存すること。A平和の使者「ティナ」を贈っていただいたことをご縁に、ティナの故郷であるメリーランド州の都市や大学、団体等と平和文化交流を進めていきたいこと。B国際人の育成です。折しも、滋賀県教育委員会は、次年度予算に、国際社会で活躍できる人材育成を目指して高等学校に国際バカロレアの導入に向けた調査研究費を計上しています。英語をベースに課題解決能力とコミュニケーション能力を磨く新しい教育方法で学習が進められ、留学も活発になりそうです。
 私たちの地域から、平和と友好の国際人が育つ新しい教育が始まることに期待し、実現に向けて尽力して参りたいと思います。



関連記事

powered by weblio




同日のニュース