大凧事故の和解案を可決 東近江市議会

■平成30年3月2日(金) 第18052号

=市が遺族へ3200万円支払い=

 【東近江】 2015年5月31日の東近江大凧まつりで、飛揚した大凧が観客の中に落下し、堺市の男性1人(当時73歳)が死亡した事故で、大凧まつり実行委員会を構成する東近江市が遺族へ3200万円を支払う損害賠償請求の和解案が、同市議会に2月28日上程され、可決された。これを受けて同市は3月16日の民事調停委員会で合意できれば、3月末までに損害賠償金を支払い、和解が成立することとなる。

 この事故は、東近江市栗見新田町のふれあい運動公園で実施された大凧まつりで、100畳大凧が高さ約140メートルの上空まで揚がったのち、失速して観客の中に落下し、1人が死亡、8人が重軽傷を負った。16年3月には、警備担当の市職員と保存会役員の計3人が、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された。
 損害賠償の話し合いは、遺族の心情に配慮して、16年7月から双方代理人を立てて重ね、昨年12月に民事調停委員から和解案が示されていた。
 なお、同市は事故をめぐって15年12月、事故調査検討委員会(委員5人)を設置し、翌16年3月に市長に報告書を提出している。事故要因として、会場設営の問題点や、経験と勘に頼った運営、組織としてのチェック機能の欠如などが指摘された。


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