マイカーに頼らない移動手段はなにか

■平成30年2月21日(水) 第18044号

=近江八幡でワークショップ=

グループに別れて意見を交わす参加者

 【近江八幡】中心市街地へ自家用車がなくても自由に往来できる移動手段を考えるユニークなワークショップ「近江八幡の新しい移動手段について考えよう」が17日午後2時から市総合福祉センターひまわり館で開かれた。
 近江八幡未来づくりキャンパスの平成29年度塾生でつくる「なくてもHappy!チーム」が開き、参加した子育て中から70歳代までの市民10人が意見を交わした。
 第1部で塩見康博・立命館大学理工学部環境都市工学科准教授が講演した。塩見准教授は「バス1台の人数が中心街に行く場合、大型バス、自転車、マイカーの交通手段によって交通量、道路状況等が大きく異なる。マイカーは、郊外に行くには快適だが中心部に行く手段としては不向きであること」や「日本でも近年、地域の公共交通を福祉施策と位置づけ、行政が事業主体となったコミュニティバスが運行されているが、近くでも遠回りしなくてはならない不便さがある、その解決策としてボランティアによる地域公共運送や支えあい交通が生まれている」と地域の公共交通の動向を解説。中心市街地を車両の侵入を規制したことにより、市民の憩いの場に変わったオランダの都市や、LRTネットワークを導入した富山市や宇都宮市の取り組みを紹介しながら過度に車に依存したライフスタイルを見直し、歩いて暮らせるまちの実現をめざす必要性を説き「交通問題に特効薬はなく、地道な取り組みにより解決していくしかない」と強調した。
 このあと3グループに別れて「私たちは車で何をしようとしているのか」、「車が使えなかった場合の代替えに何があるか」、「マイカーに頼らない交通機関は考えられるか」について意見交換した。
 参加者からは「ベビーカーで安易に乗車できる市民バスを運行してほしい」や「市民バスの運行を30分に1本に増やしてもらうとマイカーはなくてもいいかも知れない」、「移動時にスマホで便利な交通手段が検索できたら便利になる」などの意見が出た。



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