三日月氏、再選出馬表明

■平成30年2月15日(木) 第18039号

=15日開会の2月県会冒頭の提案説明で=

知事選へ再出馬の環境が着々と整ってきた三日月大造知事

 【県】 三日月大造知事は2月定例県議会の開会日の15日、新年度予算案の提案説明の中で、今夏の知事選に再選を目指して立候補を表明する。2014年の前回知事選で対立候補を擁立した自民党県連も三日月県政を一定評価し、20日の同党議員団の代表質問での三日月氏の答弁を待って支援する構えで、共産党県委員会や労働組合などでつくる「明るい滋賀県政つくる会」が独自候補を擁立すれば一騎打ちの構図になりそうだ。           (石川政実)

20日の代表質問での知事答弁で
自民も合格点つけ支援へ


 三日月氏は先月31日の記者団の取材にも「議会に来年度予算案を提出するときには、任期を越えることになるので(去就の)態度を明らかにしたい」と述べていた。
 早くから再選出馬に意欲を見せていた三日月氏だったが、前回独自候補を擁立した自民党県連の動きを見定めるため、2月県会まで表明を伸ばしていたがここにきて自民党県議団から合格点をほぼ取り付けた模様だ。
 自民党県連も今月12日に役員会を開き、県議団がまとめた三日月県政の検証報告をもとに協議し、上野賢一郎・自民党県連会長(衆院議員)は「成果を出しているところもあれば、物足りないところもある。重要なポイントについての知事の考えを聞き、今月中には支援するかどうかの結論を出したい」とし、20日の同党県議団の代表質問に対する知事答弁などで最終判断するとした。
 とくに政策転換や強化を求めているのは、学力テストで低迷が続く教育の強化、大津市の大戸川ダム建設凍結を求めた2011年の4府県知事合意の見直し、(原発などで)国のエネルギー政策との調和などだが、家森茂樹県議団代表は「歩み寄りに前向きなら、すべて百点満点の返答を求めない」とし、一定の幅を持たせて容認することを示唆。
 知事与党の県議会会派「チームしが」はすでに同氏を支援する構えで、公明党県議団も自民党に同調する模様。
 「24年度開催の滋賀国体は巨額の施設整備費がかかり、財政破たんを招きかねない」と批判を強める「明るい滋賀県政をつくる会」は、三日月氏が滋賀国体費用の大幅削減を打ち出せば歩み寄って「無風」、そうでなければ対立候補を立てて一騎打になりそうだ。
 三日月氏は一橋大学卒業後、JR西日本を経て、03年に衆院選に滋賀3区から民主党で立候補し初当選。4期途中で知事選に出馬し初当選。若さ溢れる行動力が持ち味だ。
 02年に父親をがんで失って、生を完全燃焼することを悟った。一か八かの大勝負に出た前回の知事選にも、その人生観が反映している。対抗馬を出した自民党にも、知事選が終われば、ラクビーのノーサイドのように「みな仲間」というスタンスで、三日月氏を支えた「チームしが」や連合滋賀には不満の声も。趣味は、テニス、鉄道での旅行、俳句など。家族は妻、子ども2男1女。


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