戦中の日章旗、遺族へ返還 米国NPO法人「オボンソサエティ」

■平成30年2月4日(日) 第18030号

=東近江など3市町の3遺族 県内3例目 返還実現は4月上旬=

 【東近江】 戦時中に寄せ書きされた日章旗が、4月上旬、米国のNPO法人「オボンソサエティ」によって、東近江・長浜・日野の県内3市町の3遺族へ返還される。
 日章旗は米兵が戦利品として本国へ持ち帰ったもので、遺族のもとに返還されるのは県内で3例目。
 返還を前にこのほど、同団体共同代表のジーク・レックス、敬子夫妻と3遺族が、国松善次氏(英霊にこたえる会中央本部副本部長、元県知事)の同席のもと県立平和祈念館(東近江市下中野町)で面会した。
 東近江市池庄町の中嶋昭治郎さんの親族で、日章旗の持ち主だった康平(やすへい)さんは1944年(昭和19)、ビルマ(現ミャンマー)にて26歳で戦死している。
 中嶋さんは「戦後72年以上が経過し、遺留品の返還は全く予期していなかったので驚くとともに感激している」と話している。
 なお、NPO法人「オボンソサエティ」は、日章旗が米国のオークションで売買されている現状に心を痛めたジーク・レックス氏により設立された団体。これまで趣旨に賛同した元米兵から日章旗約600枚が寄せられ、このうち3割に当たる約180枚が返還された。


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