波乱含みの湖国政界と迫る知事選(7)

■平成30年1月25日(木) 第18021号

=希望転向 3氏は政治続行に温度差=

昨年10月5日、希望公認候補ら(無所属の嘉田氏含む)と連合滋賀の政策協定。左から徳永氏、小川氏、右端が田島氏。

 【全県】 中央政界で野党の混乱が続く中、湖国政界では昨年10月の衆院選で、三日月知事の支持基盤である民進県連をリードしてきた田島一成氏(滋賀2区)ら3氏が、希望の党に転じて全敗し、国会議員を失った民進県連は、県議が中心となって態勢の立て直しを急いでいる。そこで非自民の一翼を担った田島氏、徳永久志氏(滋賀4区)、小川泰江氏(同3区)の3氏に今後の活動の方向性を聞いた。(高山周治)

田島氏「動き見据え考える」と意欲
徳永氏「政治やるか含め、立ち止まる」
小川氏「全く決めてないが、政治は続ける」


 民進時代に県連代表を務めるなど中心的な存在だった前衆院議員の田島氏は、昨秋の衆院選以降、地域活動や支援者が集まる場に顔を出すほかは、目立った活動がない。
 国政復活に向けた活動について、同氏は「(民進)分裂の行方は計り知れないので、動きをしっかり見据えて考えたい。当面は、2月に行われる長浜市長選、愛荘町長選・町議選で仲間の当選に向けて動きたい」と意欲を示した。
 また、安保法制や憲法に対する見解の差異から生じる野党の統一会派協議の混乱については、「(安保法制や改憲についての希望の統一見解が)党内議論で結論に至っていないからだ。また憲法9条の精神は尊く、重く受け止めているが、改憲の議論をやることは否定しない」と話している。
 一方、元参院議員で民主政権時代は外務大臣政務官も務めた徳永氏は、「このまま政治をやるか辞めるかを含めて、一旦立ち止まって考えている状況だ」と、引退の可能性を含めて検討している。
 これについて「落選して次も出馬しようとする人がいれば、立ち止まって考える人もいるのが普通。まして私は衆・参で落選しているから」とも。
 ただし、地方政界への転身については「近江八幡市長選など出馬のタイミングは今まで何回かあった。しかし、私は外交、安全保障をやりたい思いでやってきたので、初志は曲げない」と否定し、国政にかけた矜持(きょうじ)を見せた。
 国会議員から知事選へ転出した三日月知事に代わって、滋賀3区を引き継いだ小川氏は「今後のことは全く決めていない。ただし、何らかの政治活動は今後もすべきと考えている」と、述べるにとどまった。
 一方、民進県連幹事長の今江政彦県議は、「民進県連としては中央政界の混乱よりも、県内の知事選、県議補選(大津市、東近江市日野町愛荘町)への対応を急がないといけない。例えば民進愛知県連の地域政党『新政あいち』のような非自民の受け皿となるプラットホームを民進県連と連合滋賀が基軸となってつくり、幅広い参加を呼び掛けたい」とした。


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