下帯姿の若者たちによる 幸運の「まゆ玉」争奪戦

■平成30年1月12日(金) 第18010号

=西市辺裸まつり=

【東近江】 下帯姿の若者たちが良縁と長寿を授かろうと、天井に飾られた「繭玉(まゆたま)」を奪い合う「西市辺裸まつり」が7日夜、東近江市市辺町の法徳寺薬師堂で行われ、今年は近江兄弟社高校1年生の森大和(やまと)さん(15)=同市市辺町=が見事勝ち取った。
 夜気(やき)が肌刺す午後7時過ぎ、ちょうちんに照らされた堂内に、羽織はかまの中学生から35歳までの若連中25人が一人ずつ、入り口で「オジュニトウ(お十二灯)」と唱えながら、秘仏の木造薬師如来前に灯されたロウソクを目がけてさい銭を投げ込み、堂内で車座になった。


 一同は新年の儀式を古式に沿って1時間ほど行ったあと、太鼓の合図とともに一斉に羽織はかまを脱いで下帯姿になり、「チョーライ(頂礼)、チョーライ」と掛け声をかけながら、木の枝に餅をつけた「繭玉」の争奪戦を始めた。
 争奪戦は、若連中が一人二人と、肩を組む仲間の背中を踏み台にして天井の梁(はり)にすがり付き、繭玉に手を伸ばすものの、ほかの若連中に引きずり降ろされる光景が繰り返され、熱気が最高潮に達した10数分後、森大和さんが繭玉を手にすることができた。
 3回目の参加で繭玉を初めて勝ち取った森さんは、「家族が1年間健康でいられて、部活の野球で良い成績をとれたら」と話していた。


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