近江牛が待望のGI登録

■平成30年1月8日(月) 

=海外輸出に大きなはずみ=

GI登録された近江牛を手に満面の笑みを浮かべる県畜産振興協会の正田忠一会長(県庁で会見)

 【全県】 日本三大和牛の一つであり滋賀の代表的な特産品の「近江牛」が、国が地域ブランドを保護する「地理的表示保護制度(GI)」に登録された。県産品の登録は初めて。
 三日月大造知事は「登録を機に、より一層の伝統の継承、安全・安心で高品質な近江牛の生産、販売につなげていけるよう、引き続き関係者とともに近江牛のブランド向上に努めていきたい」と語った。
 このGI保護制度は、農林水産省が25年以上で生産地の特性と品質の特性が結びついて生産している産品について、その名称(地理的表示)を保護するもの。


とろける味の近江牛(写真=県畜産課提供)

 県畜産振興協会が生産団体として昨年7月に登録申請し、このほど、登録された。
 近江牛は約400年前の江戸時代にさかのぼることができる日本で最も古いブランド和牛で、霜降り度合いが高いとともに、脂の口溶けがよく、牛肉のおいしさが関与していると言われるオレイン酸を多く含んでいる。
 県畜産振興協会では、飼育にあたり琵琶湖を抱える滋賀県の豊かで新鮮な水を与えるとともに、飼料に近江米の稲わらを使用するなど生産マニュアルに基づき厳しい品質管理に努めている。


GIの登録証

 県内では昨年2月1日現在、近江牛となる黒毛和種を84の農場が生産している。16年度では滋賀県から約6600頭が出荷され、このうちシンガポール、タイ、フィリピンなど海外に345頭の牛肉が輸出された。
 同協会の正田忠一会長は「GIに選ばれたのを機に産地間競争に負けないように、海外への発信を強化していきたい」と抱負を語っていた。
 GI登録を記念し、東京日本橋にある県の情報発信拠点「ここ滋賀」の2階レストラン「日本橋 滋乃味」では2月16日から23日まで近江牛を使った特別限定メニューフェアを開催する。トークショーなども予定されている。


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